'06/'07 POGのみどころ

第1回ドラフトを再現した ドラフト実録 もあります。
第2回ドラフトを再現した 第2回ドラフト実録 もね!



  1. 競合馬の活躍ぶり
    サンデーサイレンス産駒亡き、最初の世代。 逆に人気馬が集中したきらいがあり、熾烈な争いが...。

    1位指名競合 アドマイヤオーラ ()松田博
    対決厩舎 トップカン vs バブ で競合! → 勝ったのは トップカン厩舎
    前評判 昨年の松田博厩舎旋風を引きずり、牡馬では1番人気だったのでは。馬主はアドマイヤ近藤氏、半兄アドマイヤジャパン、調整も順調で北海道デビューもありえるとのことで、プロフィール的にマイナスはほとんどないような気がしました。
    対比馬 実は、バブ厩舎のハズレ1位指名も競合となってしまいました。詳細は後のほうに書いてありますので...。
    1位指名競合 アステリオン 牝 ()松田国
    対決厩舎 台北の種馬 vs オギキセキ で競合! → 勝ったのは 台北の種馬厩舎
    前評判 サンデーサイレンス(SS)亡き今、人気なのはSSの孫たち。つまり、父父SSか母父SSなわけですが、父父の1番人気(+牡馬1番人気)がアドマイヤオーラで、母父SSの1番人気(+牝馬1番人気)がこのアステリオンでしょう。何せ、全姉がG3馬ライラプスで半兄がG1馬フサイチリシャール、しかもその父が*フレンチデピュティや*クロフネなので、血統構成もほぼイコール。評判も評判、厩舎もいつもの松田国、こちらもマイナス要素一切なし、ですね。
    対比馬 実は、オギキセキ厩舎のハズレ1位指名が、バブ厩舎のハズレ1位指名と競合となってしまいました。詳細は後のほうに書いてありますので...。
    ハズレ1位指名競合 ニュービギニング ()池江郎
    対決厩舎 バブ vs オギキセキ で競合! → 勝ったのは バブ厩舎
    前評判 今やJRAの救世主、ディープインパクトの半弟。さすがに父がSSからアグネスタキオンに替わり、同様の評価は与えられませんが・・・。人気のほうもさほどなかったはず。事実、正規の1位指名では誰も指名しなかったですし。が、肝心のディープインパクトもドラフト時点では人気がなく、体が小さいというだけで皆、手を出しにくかった思い出があるはず。指名した人のよりどころは、「血統以外のプロフィール(馬主、厩舎)が同じ。母のウインドインハーヘアの繁殖能力にかける」でした。
    対比馬 オギキセキ厩舎 のハズレハズレ1位指名は ザサンデーフサイチ(エアグルーヴ04) ()池江寿
    4億9,000万円馬ですが、父のダンスインザダークがPOG期間に稼げる馬を排出できるの?という血統フリークたちが不安を煽り、評価が二分された印象があります。フサイチは去年、セレクトセール組が大活躍しましたし、その流れでいくと今年も席巻しそうですので、その不安が的中しないでというのが指名者の願いでしょう。
    10位指名競合 ハンティングダラー ()橋口
    対決厩舎 オギキセキ vs トップカン で競合! → 勝ったのは オギキセキ厩舎
    前評判 POG人気厩舎の橋口、父が厩舎おなじみのダンスインザダーク、社台の高馬、育成も順調。この条件で何故に最終指名の10位まで残っているのかと言うと、やはりダンスインザダークなのでしょう。2〜3位で消えても不思議でないこのプロフィール・・・どう考えてもそれしかありません。で、リストを見直したらこの馬がまだ残っているぞ、と、気づいた人が2名いて競合、ということですね。さて、ダンスインザダーク産駒がどういった結果になるか、楽しみです。
    対比馬 トップカン厩舎 のハズレ10位指名は ヴェルトマイスター (美)小島太
    マンハッタンカフェ産駒は今年が初年度。幸か不幸か、最大のライバルになるはずの父SSが亡くなっていたため、良質繁殖牝馬がまわってきた印象もあり、大物を輩出する確率がぐーんと高くなっているような気がします。で、当馬はというと、実は母の*プラウドウイングスというのはドイツ産馬であり、現役時代は武豊Jも乗ったことがあるようですね。日本でも出走経験(キャピタルS_1着)があり、ジャックルマロワ賞(G1)は失格ながら1位入線した経歴もある、欧州の名マイラーでした。で、父のマンハッタンカフェもドイツ血統がちりばめられているようで、屈強なイメージのあるドイツ馬の血が異国の地・日本で結晶され、名馬となる・・・というストーリーを描いている夢追い人がいることでしょう。
    11位指名競合 エイシンイチモンジ ()坂口則
    対決厩舎 オギキセキ vs バブ で競合! → 勝ったのは オギキセキ厩舎
    前評判 11位指名ということで、2ndドラフト(9/3開催)の1位指名なわけですが・・・半兄に前年のニュージーランドTを勝ったマイネルスケルツィ、父は好調な新種牡馬マンハッタンカフェ、という字面だけでなく、数日前には栗東坂路の1番時計(51秒台)を出したとのこと。今年の9月中央開催は例年の阪神でなく中京なので、有力関西馬は10月の京都でデビューさせるという話もあり、当馬もおそらく10月京都での初陣なのでしょう。クラシックの王道を歩みそうな気配があります。
    対比馬 バブ厩舎 のハズレ11位指名は コンティネント ()音無
    当歳セレクトセールで近藤英子氏に落札されており、音無厩舎との相性を見ると活躍を期待しても良いのでは。育成も順調のようで、9月中には入厩するようですし、調教も動いているとのこと。ただ、半兄ホーマンテキーラは(父がサクラバクシンオーとはいえ)短距離馬なので、バリバリクラシック路線というイメージが湧きにくいです。
    12位指名競合 ヴィアラクテア 牝 ()藤原英
    対決厩舎 トップカン vs オギキセキ で競合! → 勝ったのは トップカン厩舎
    前評判 アグネスタキオン産駒の牝馬。調整も順調で、すでに入厩済、秋に無事デビューする予定だそうな。半姉にダイヤモンドビコーがいるだけに、血統的にも申し分ないでしょう。あとはこの牝系、コンスタントに活躍馬を出すというわけではなさそうなので、一発に期待しましょう。
    対比馬 オギキセキ厩舎 のハズレ12位指名は オウケンタフバナナ ()音無
    2ndドラフトの翌々週にデビューを控えているとのこと。調教でも動いているらしく、即戦力という期待に応えられるのでは。という情報でもないと、さすがにコマンダーインチーフ産駒は指名しづらいところ。母と半姉は重賞勝ち馬なので、血統に一本、筋が入っていることは確かですが。



  2. 他人血統激走か?
    去年はなぜか、1勝が最高だった他人血統馬。強奪した挙句にハズレとは、踏んだり蹴ったりの散々でした・・・。

    ニュービギニング ()池江郎
    指名厩舎 バブ厩舎 1位指名
    つながり オギキセキ厩舎 半兄のディープインパクトなど
    前評判 毎年おなじみの金子真人+池江郎+母ウインドインハーヘア。父がSSでない、というだけで、他は替わってないのですから。大丈夫でしょう。でもこの馬はセレクトセール出身でないのですね。毎年、セールには出ていた母ウインドインハーヘアですが・・・。まぁ、特に不安視されないようですし、もしや当歳時に育成が順調でなかった時期があった、とか、勘ぐらなくていいのでしょう。
    フサイチホウオー ()松田国
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 3位指名
    つながり 明王厩舎 母のアドマイヤサンデー
    前評判 母は9年前に指名されていた馬、のようでした。最初、そんなの忘れていましたが、過去の成績をチェックしていたときに気づきました。指名していた明王氏が現在、ドラフトに参加できない状況なので、仕方がないのでしょうが。それはさておき、当馬の評判はというと、去年ブレイクしたセレクトセール+フサイチ軍団。1億円もしたし、厩舎は松田国だし、文句ないでしょう。不安というか不明というか、父のジャングルポケットが新種牡馬なので、その力量が全然わからないことがともかくリスクですね。育成はまぁ順調のようですし、スポーツ報知とタイアップしているので、デビューが近づけばいやでも情報が入って来ることでしょう。
    パッションレッド 牝 ()松田博
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 4位指名
    つながり 台北の種馬厩舎 全姉のバーニングレッドなど
    前評判 母レッドチリペッパーは2年連続で台北の種馬氏が指名していましたが、今年はオカピーファルコン氏に見初められたようです。去年大ブレイクした松田博厩舎の中では、比較的地味な存在になってしまった全姉ですが、順調ならばもっと活躍できたはずでしたので、今年こそは、ですね。普通に順調のようです。
    ルミナスハーバー 牝 ()橋口
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 6位指名
    つながり 台北の種馬厩舎 母のタックスヘイブンなど
    前評判 クズは出さない印象の母タックスヘイブンですし、今年は橋口厩舎。やってくれる予感がします。
    マザーズウィッシュ 牝 ()鮫島
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 13位指名
    つながり バブ厩舎 半姉のチアフルスマイルなど
    前評判 2ndドラフトの1週前、チアフルスマイルが7歳にして初重賞制覇(キーンランドC=芝1,200m)を挙げた旬の血統ではありますが・・・。札幌デビューが決まっており、父もタイキシャトルなので、短距離での活躍が期待されます。
    メインセイラー (美)加藤征
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 6位指名
    つながり バブ厩舎 母のシーズアチャンス
    前評判 当馬は母こそバブ血統ですが、父の*クロフネは台北の種馬血統なので、他人血統という意識はないかもしれませんが・・・競馬では母馬つながりのほうが兄姉等の重要度が上ということで、他人血統に分類させていただきます。で、当馬の評判はというと・・・すいません、セレクトセールで臼田浩義に購入されたこと以外、まったくノーマークでした。
    ホリデイオンアイス 牝 (美)加藤征
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 11位指名
    つながり バブ厩舎 半兄のブレーヴハートなど
    前評判 当馬は半兄こそ他人血統(バブ/トップカン厩舎)ですが、父のダンスインザダークは台北の種馬血統なので、他人血統という意識はないかもしれませんが・・・競馬では母馬つながりのほうが兄姉等の重要度が上ということで、他人血統に分類させていただきます(←ほぼ、上のコピペ)。一旦入厩後、ゲート試験合格をもって放牧に出されているそうな。順調ならば秋のデビューを予定。血統的には文句なしなので、大爆発する可能性はあります。
    パリスフレンズ (美)藤澤和
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 12位指名
    つながり バブ厩舎 半兄のニューヨークカフェなど
    前評判 当馬は半兄こそ他人血統(バブ/セッキーキング厩舎)ですが、父のダンスインザダークは台北の種馬血統なので、他人血統という意識はないかもしれませんが・・・競馬では母馬つながりのほうが兄姉等の重要度が上ということで、他人血統に分類させていただきます(←種馬厩舎はこんなんばっか)。一旦入厩後、ゲート試験合格をもって放牧に出されているそうな。順調ならば秋のデビューを予定。血統的には文句なしなので、大爆発する可能性はあります(←上のコピペ)。マイネル岡田総帥とリーディングトレーナー藤澤和の強力タッグなので、本当に大化けするかも。
    ザサンデーフサイチ(エアグルーヴ04) ()池江寿
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 1位指名
    つながり セッキーキング厩舎 母のエアグルーヴなど
    前評判 父がサンデーサイレンスでないのに、価格が4億9,000万円。落札したのが関口房朗氏なので納得する部分もありますが、それだけの高値になったということは、少なくとももう一人はその直前まで競っていたはず。それが金子真人氏なのか近藤利一氏なのか不明ですが、ともかくそれだけの値打ちがあったのでしょう。んー、でも、父はサンデーサイレンスじゃないんですよ。母がエアグルーヴならなんでもいいんでしょうか。それとも、余程当馬が良かったのか。いや、当歳馬でそんな良し悪しがわかるとは、予言者でないのだから・・・。と、色々と話のネタは尽きないのですが、少なくとも2年前はNo.1の評価だったのですから、良いことの一つであることに疑いはないです。
    ローズプレステージ ()橋口
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 4位指名
    つながり バブ厩舎 半兄のローゼンクロイツなど
    前評判 今年は父がダンスインザダークになってしまった薔薇一族の一頭。去年のテューダーローズが1勝に終わったことも、当馬の評判を下げる一因なのでしょうが、それ以外は特に問題ないはず。小柄という話ですが、この一族は小柄のほうが走る、という法則に気づいた人は、不安要素というより、ドラフト人気を下げる可能性のあるポジティブ要素として、話が拡がるのをほくそ笑んでいたハズ。
    エイシンイチモンジ ()坂口則
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 11位指名
    つながり バブ厩舎 半兄のマイネルスケルツィ
    前評判 2ndドラフト直前、51秒台の栗東坂路1番時計を出している。無事ならば10月京都デビューでしょうか。これがサンデーサイレンス産駒なら、去年のマルカシェンク的な存在になっていることでしょう。やはりSS不在というのは、違ったPOGを醸し出していますね。
    ヴィアラクテア 牝 ()藤原英
    指名厩舎 トップカン厩舎 12位指名
    つながり 台北の種馬厩舎 半姉のダイヤモンドビコー
    前評判 2ndドラフト時点で入厩済のアグネスタキオン牝馬。血統もいいですし、潜在能力は高そう。距離もマイルがベストの予感がします。



  3. 自分血統でハズシか?
    POGの醍醐味と言えば、やっぱ、自分の思い入れのある馬(血統)を応援することですよね。 我慢強く指名していれば、フサイチリシャールという2歳牡馬チャンピオンを引けるわけですから。

    エアテムジン ()松田国
    指名厩舎 バブ厩舎 2位指名
    つながり 半兄のエアシャカールなど
    前評判 母アイドリームドアドリーム、今年は松田国厩舎になりました。お初です。エア軍団のお抱え厩舎になったことによるリップサービスなのか、松田国師の評価は高いようです。話半分に聞いたほうが良かったりして。大型馬であるとか、サンデーサイレンスの血が入ってないとか、不安要素はありますが、何せ2冠馬の下ですし、*フレンチデピュティ産駒なら松田国厩舎にピッタリだなというイメージもあり、上位で消えていく一頭でした。
    ノータブルアート 牝 ()池江郎
    指名厩舎 バブ厩舎 7位指名
    つながり 半兄のグレイトジャーニーなど
    前評判 今年はすでに大山ヒルズへ移動し、順調そうな母アンブロジン。いくら全盛時の勢いが衰えたブライアンズタイム産駒とはいえ、なにせG1馬ノーリーズンの全妹ですから、ライバルのサンデーサイレンスが亡くなった今、産駒の全体レベルが下がっていると仮定すると、当馬が活躍する可能性は高いはず。下位指名にはもってこいだと思いますが。
    アドマイヤビアン 牝 ()橋田
    指名厩舎 バブ厩舎 9位指名
    つながり 半兄のアドマイヤフジ
    前評判 母アドマイヤラピスは毎年早めデビューで確実に稼ぎます。当馬もすでに函館入厩とのことですし、夏デビューしてくれることでしょう。父のアドマイヤコジーンが新種牡馬で未知数ですが、すでに道営では勝ち上がった馬もいるとのことなので、期待できるのでは。
    アステリオン 牝 ()松田国
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 1位指名
    つながり 半兄のフサイチリシャールなど
    前評判 牝馬では抜けた評判だったかと。誰も、不安要素を指摘できないくらいに感じました。母のフサイチエアデールは名繁殖牝馬だ、というのがすでに不動のものになっているようでした。
    ダイワスカーレット 牝 ()松田国
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 2位指名
    つながり 半兄のダイワメジャーなど
    前評判 今年は松田国厩舎となった母スカーレットブーケ。過去にはソフィーズローズもいましたが、やはりオークス馬のダイワエルシエーロ効果か、ダイワのお抱え厩舎となって有力血統が続々と集まる松田国厩舎でした。雰囲気的に、昨年の松田博厩舎のような感じがしますので、どこからでも活躍馬が出そうな感じです。
    ヴィクトリー ()音無
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 3位指名
    つながり 半兄のリンカーンなど
    前評判 おなじみ音無厩舎の母グレースアドマイヤ。父がブライアンズタイムですが、好調な厩舎ですし、評判もマズマズのようなので、無事にデビューさえ出来れば稼げるでしょう。
    エンプレスティアラ 牝 ()松田国
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 4位指名
    つながり 半姉のブラックチーター
    前評判 しかし、今年の松田国厩舎にはどれだけの評判馬が入るのやら。厩舎内の競争に勝つことがまずは最初の試練のような感じです。当馬も、順調らしいので、普通にデビューできれば普通に稼げるでしょう。
    ローズオットー 牝 (美)萩原
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 5位指名
    つながり 半姉のバースデイローズなど
    前評判 安定勢力の母エリザベスローズなのですが、去年のパルジファルはなぜか未出走となってしまいました。何回か入厩はしていたようなのですが、デビューまではこぎつけられず、と。それが不安要素、ですね。厩舎も去年と同じですし。
    ツルマルオジョウ(ツルマルガール04) ()橋口
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 7位指名
    つながり 全兄のツルマルボーイなど
    前評判 G1馬となった全兄のツルマルボーイですが、POG期間中は2勝だけだったのですよね。この馬を筆頭に、同じく古馬になって花開いたダイタクバートラムとか、クラシック勝ったけど期間外の菊花賞だったザッツザプレンティとか・・・これだけデータが揃うと、ダンスインザダーク産駒は晩成傾向といわれても仕方ない気がしますが。とはい言え、ザッツザプレンティは期間内にG3を勝ってますし、桜花賞2着のムーンライトタンゴもいますし、まるっきり駄目なわけではないので。それに、今年はサンデーサイレンスのいない世代。全体的にレベルダウンしているのなら、この馬が相対的にレベルアップしたとも見なせますし。
    アサクサキングス ()大久保龍
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 9位指名
    つながり 母のクルーピアスター
    前評判 えーっと、すいません、ノーマークでした。まさかホワイトマズル産駒がPOGで指名されるとは。すいません、そんなんで、評判は不明です。母父SSなので、まぁいいところいくのでは、なーんてことしかコメントできないっす。
    アドマイヤオーラ ()松田博
    指名厩舎 トップカン厩舎 1位指名
    つながり 半姉のファインセラ
    前評判 ファインセラを指名しておきながら、アドマイヤジャパンをスルーしてしまったトップカン氏のような人、多いはず。今年はしっかりと大人気になっていますから、見逃すことはないでしょう。いや、それにしても人気になりすぎ。去年の松田博厩舎大ブレイクの余韻が残っているのでしょう。しかし、それだけ活躍馬が多かった次の年は、2歳馬などに馬房を与える余裕がなくなってしまうのが一般に懸念されますので、その不安要素だけがちょっと頭をよぎりますが。
    エアシャムス (美)伊藤正
    指名厩舎 トップカン厩舎 3位指名
    つながり 半姉のエアマグダラ
    前評判 去年のエアマグダラが未勝利に終わったことを考慮すると、やはり厩舎というのは大事なのかな、と。つまり、この血統なら伊藤雄に管理されたほうが確率が良いのかな、と。しかし、伊藤雄師はそろそろ定年とのこと。ならば仕方ないのですかね。
    ビンチェロ ()橋口
    指名厩舎 トップカン厩舎 6位指名
    つながり 半兄のペールギュントなど
    前評判 今年の橋口厩舎ゆかりの馬には、ことごとくダンスインザダークが付けられてますね。つまりは繁殖牝馬の質も上がっているので、どこかに春のクラシックを騒がす馬が潜んでいても不思議ではないのですが。



ドラフト実録!

このコーナーは2006/6/17(土)に行われたドラフト(第1回、10頭/1人) の様子を再現したものです。




  1. あの男が・・・またまた不参加となってしまいました・・・
    5年前のドラフト時、突如不参加を表明し、昨年、電撃的に復帰した セッキーキング氏 でしたが、今年、再び不参加となってしまいました。 そんな電撃告白があったのはドラフト数週間前。 ドラフト当日、会場には来る予定、だと(もちろん、来ました)。 なのに、新年度の馬選びはしない、と。 久しぶりに仲間と会ってお酒を飲み、昔話に花を咲かせ、馬談義、POG談義もしつつ、楽しい楽しいドラフトは参加せず、律儀に昨年度の清算だけはする、と。 んー、余程のことがあったのでしょう。
    ドラフト当日、真意を確かめましたが・・・。 私の中でいくつか理由を探してましたが、例えば「そもそも競馬への興味がなくなったから」とか、「サンデーサイレンスがいなくなり、活躍馬を探すのが大変そうで、大敗する可能性あるから」とかの”純粋にPOGからの脱却”を考えていたのでしたら、もう二度と参加する可能性はなかったのですが・・・。 どうやら、5年前の件と近からず遠からずという理由であり、当人は参加したかったけど周囲の環境により断念せざるをえなかった、ということらしいです。
    みなさん、いかがでしょうか? 長年一緒にやっていたPOGから誰か(自分)が抜けてしまう理由って、きっと、深刻なことだと思うのですが? もちろん、海外赴任など、物理的に参加困難という状況になった場合は仕方ないですが。 そう言えばオギキセキ氏も途中から再参加、ということでした。 氏は、優勝→引退(勝ちすぎ?) でしたし、その間、別のPOGに参加していたとのことで、POGから完全に遠ざかっていたわけではないのですが。
    何が言いたいのかというと、我々POG仲間もすでに30台後半、社会人としてのキャリアもそこそことなり、学生時代や地元の友人等と会う機会も激減したわけですが(結婚式や不幸があった時くらい?)、このPOGというのは強制的(?)に年1回以上は会う(意思を疎通させる)システムになっており、また、それをトリガーにして忘年会や新年会、競馬場ツアーも企画できるわけですし、POGって最良な「コミュニケーションツール」だな、と、改めて思ったわけです。 これは、単なる競馬の一部だとか、ギャンブルの一つだとか、そんな陳腐な枠をとうに超え、POGがすでに自分の文化や歴史の一部となっていることにほかならないのでは。 って、そんなことを思っているのは私だけかな? いや、少なくとも当POGメンバーはそんな熱い想いをPOGに持っているはず。 そして、そのPOGは、メンバーがいないと成り立たないことを知っているはず。 明王さん、そろそろ帰任の頃とも聞きますので、帰ってきた折にはぜひ、再参加お願いします。 セッキーキングさん、来年はもちろん再々参加、OKですよね。 みなさん、待ってますので。 その時まで、当ホームページも続けていきます!

  2. 台北から、一時帰国
    台北の種馬氏、今年もリアルタイムでのメール参加と思いきや・・・新馬戦の1週目なら日本に来ているとのこと。 開幕週デビュー馬は指名できなくなりますが、せっかくの大イベント、face to faceでのドラフトのほうが楽しいに決まってますので、今年は開催時期を1週間後ろにずらしました。
    そのあおりを食い、私バブは、過去の指名馬ストームティグレスを母に持つ大評判馬オースミダイドウが指名できなくなりましたが・・・仕方ないですね。 ちなみに、2位か3位で指名予定でした。 あれだけ調教で動き、武豊Jもデビュー前から絶賛しているくらいですから、少なくとも2歳戦は楽しめると思ってます。 このページを書いているのは7月初旬であり、鮮やかなデビュー勝ちを収めたまでしか進んでません。 来年、「惜しいことをした」のか「上位枠を使わずに良かった」になるのか、今から楽しみです。

  3. 緊張の1位指名 〜競合は?〜
    まずは、バブから見た各人の指名予想を...

    このようにアドマイヤオーラは確実に競合し、ニュービギニングザサンデーフサイチ(エアグルーヴ04)は無風かな、と。 で、私バブは抽選で勝てると脳内で妄想していたため、自分のハズレ1位は特に考えず、オカピーファルコン氏のハズレ1位は同じタキオン産駒のキングオブブルース、トップカン氏は去年の1位指名の下のローズプレステージかな、なんてことまで考えていました。(自分の2位予定馬は、ハズレ1位でも楽に指名できるな、と思ってたというのもあり、余裕があったので、むしろ勝てる、と)

    投票&開票
    投票結果は、 えっ、当たったのは1名だけ? 牝馬のアステリオンが競合? ニュービギニングザサンデーフサイチ(エアグルーヴ04)も指名されず? オカピーファルコン氏はタキオン産駒じゃないブラックオリーブなの? などなど、想定外のことばかりでしたが、結局、私バブ的には競合が3名⇒2名で済み、しかも自分の指名予定馬がまだ全然消えてないので、ラッキーなことはラッキーでしたが。
    それにしても、牝馬でいくかー。 しかも、アステリオンって、上2頭を指名していたガチガチの台北の種馬血統だけに、それを敢えて指名にいったオギキセキ氏も勇敢でしたし、それを阻止できた台北の種馬氏も勘が冴えまくっていました。

    クジ
    アステリオンの部。 アタリを引き当てたのは台北の種馬氏! やはり上2頭を指名しただけのことはありますね。 執念が違ったのでしょう。
    さて、もう一方の競合アドマイヤオーラの部。 アタリを引き当てたのはトップカン氏! こちらも上を指名していた執念が勝ったのでしょうか。 ハズレくじに「バンテージが怪しい」という慰めコメントがありましたが、きっと、杞憂に終わることでしょう。 というか、ぶっちゃけると、来年も同じプロフィールの馬を1位指名しようと思ってました(順調に育成されていたら)。 アドマイヤ好きには計2年間も歯がゆい想いをしなくちゃいけないのかな、と、今から憂鬱です。 くそー、来年も競合を仕掛けてやる。(^^;

    で、クジに敗れた2名(私バブとオギキセキ氏)が再びハズレ1位を指名します。 というか、ニュービギニング(オギキセキ氏が1位と想定)とザサンデーフサイチ(エアグルーヴ04)(台北の種馬氏が1位と想定)が消えてないんですね。 この2頭、ドラ1で消えるものとばかり思っていて、初めから指名予定に入ってませんでしたが・・・。 指名できるチャンスがあるとなると、急に欲しがっちゃうもので。 あれー、オギキセキ氏、ニュービギニングいらないのかなー。 今年はタキオンだと思っているので、指名しようかなー。 と迷い、いざ、指名へ

    ハズレ1位の投票&開票
    競合させちゃいました。 私バブがニュービギニングに行くと匂わせていたので、オギキセキ氏もぶつけてきたようで。

    ハズレ1位のクジ
    アタリを引き当てたのはバブ! 上を指名してませんが、無欲の勝利でした。 オギキセキ氏の「2連続ハズレが悔しい」という言葉と共に、ハズレハズレ1位のチョイスは結局、ザサンデーフサイチ(エアグルーヴ04)に。 アステリオンもこの馬も台北の種馬氏に持っていかれるのは、不本意だったのでしょうか。

  4. まだまだ競合してもおかしくない2位指名 〜SS不在ドラフトは人気集中型か?〜
    今年のSS不在ドラフト、戦略によっては結果に明暗がくっきりと出るのかな、と予想しています(どのグループでも)。 というのも、長年POGをやっていると、SS直仔の後継種牡馬は誰かしらが指名していた元PO馬のはず(指名してなくても、思い入れはあるはず)。 SSがいなくなり、優良繁殖牝馬がSS直仔に振り分けられている今年、ほぼ全員がSS直仔の産駒を上位で狙ってくる。 その時、やはり自分の元PO馬などお気に入り馬の産駒に目がいきがちで、例えばダンスインザダークアグネスタキオン、スペシャルウィークの固め打ちをする人が必ず出てくる、と。 その中にアタリが入っていればいいのですが、ハズレオンリーだと目も当てられない惨劇に・・・つまり、明暗がくっきりと・・・。 例えば去年、オカピーファルコン氏は元PO馬のアグネスタキオンで下位指名を固め、見事にロジックを引き当てました。 固め打ちはアタリを引ける有効な手段でありますが、リスクもあるかな、と。
    じゃぁ、個人的にはどうしようかと考え・・・まんべんなく指名しようかな・・・でも、自分は血統で考えるのが好きだしな・・・と迷いましたが、結局、リスクの高い「集中と選択」方式を採用しました。 アグネスタキオンで固め、ダンスインザダークを捨てる、と。 アグネスタキオンは昨年、高い勝ち上がり率を見せましたが、上のクラスで壁にあたる馬が多いこと。 しかも社台グループの馬が不振で、逆にそれ以外が好調。 その流れでノースヒルズのロジックが誕生したわけですが、その傾向が今年も続くと、さすがに二匹目のドジョウを探すのは困難かな、と。 私は素直に社台グループから選ぶので。 それから、ダンスインザダークの捨てに関しても、確かに昨年は悲惨でしたが、今年はそもそも繁殖牝馬のレベルが上がっているので、そんなことにはならないでしょう、と。 セレクトセールの高馬もダンスインザダークが占めてますし。 が、やはり晩成気味の血統であることは事実ですし、逆に、思い切って捨てることができたら、ドラフト戦略も楽になりそうなので、この決断をしました。 だから、あの馬の下を指名しなかったわけで(と、意味深なことを書いておく)。

    そろそろ、2位指名に関する本題に入ると・・・。 私バブのエアテムジンは、やはり単独でした。 SSの血が入らない馬なので、ちょっと早い気もしましたが、他に欲しいアグネスタキオン産駒は中位で指名できそうなので。 他では競合が発生するだろなーと予想していました。 今までは「父SS」というファクターが最も重要だったので、人気馬が割れる印象でしたが、今年は「SSの血が入った評判馬」という狭い範囲のファクターに移行したので、数頭に人気が集中したものと。 ですが、見事に指名が分散し、単独ばかり、と。

    よくよく指名馬を見ると、面白い傾向が。 オギキセキ氏は1位・2位共にダンスインザダーク産駒を。 1位指名馬が想定外でしょうが、少なくともダンスインザダークは歓迎、という立場ですね。 そして、トップカン氏も上位2頭が同じで、アグネスタキオン産駒を。 こちらは戦略通りなのでしょう。 が、肝心のオカピーファルコン氏が、アグネスタキオン産駒を指名せず。 元PO馬だったのに。 しかも、1位・2位共にスペシャルウィークとは。 さては氏、昨年のロジックに味をしめ、中位〜下位で指名できるアグネスタキオン産駒にこそ、アタリが潜んでいると読みきっているのか? 台北の種馬氏は相変わらずの自分血統ですが、2頭連続の牝馬。 氏は「欲しかった3頭(アステリオン,ダイワスカーレット,ザサンデーフサイチ(エアグルーヴ04))のうち、2頭が指名できたからOK」というコメントから、ザサンデーフサイチ(エアグルーヴ04)が獲られることは想定の範囲内だったことが伺えます。

  5. 一気に落ち着いた3位指名 〜SS不在の影響か〜
    人気が数頭に集中していたので、祭りが収束するのも逆に早いということですね。 すでに競合の気配が消えました。 個人的にはフサイチホウオーを持っていかれたのが痛かったですが、さすがに3位指名では消えますか。 まぁ、仕方なし。 それから、アドマイヤベガ産駒のアドマイヤジュエルがこの順位で消えました。 私バブの元PO馬だったアドマイヤベガ産駒はかたっぱしからチェックしてましたが、まさか指名されるとは、そして、この順位とは。 オギキセキ氏は「橋田厩舎はすごい。桜花賞候補らしい」とのことでした。 私のリサーチ不足かもしれません。

  6. ドラフト戦略の影響が出ている4位指名 〜なんでまた、この順位まで残っている?〜
    この順位まで残っていた、ローズプレステージをオギキセキ氏が難なくゲット。 そう言えば、去年、トップカン氏がテューダーローズを1位指名してましたね。 私も、2年前はローゼンクロイツを2位指名し、去年も同じ2位でいこうとして悔しい思いをしたのですが・・・。 個人的には、ダンスインザダーク捨ての段階で、当馬は指名候補から外れたわけで、ドラフト戦略を忠実に遂行しているだけのことでした。 そのためかは不明ですが、オギキセキ氏は上位4頭のうち3頭がダンスインザダーク産駒。 狙っていたわけではないようですが・・・。
    それから、この順位まで残っていた、パッションレッドをオカピーファルコン氏がこれまた難なくゲット。 昨年、台北の種馬氏が全姉のバーニングレッドを2位指名し、「タキオン産駒なのに2位?オカピーファルコン氏じゃないんだから」と驚いた記憶があり、それからすると全妹が4位まで残っているのが逆にビックリでした。

  7. ドラフト終了!
    5位以降の主なトピックスとしては・・・なぜか最後の10位で競合があったのは偶然として・・・各人、個性が出てますね。 私バブは、アグネスタキオン重視の戦略通り、10頭中4頭を指名。 オカピーファルコン氏はそのアグネスタキオン産駒を同じく4頭指名ですが、6-9位で指名するしたたかさ。 台北の種馬氏は相変わらず自分血統大好きで、今年はサクラケイザンオー産駒もラインナップさせました。 オギキセキ氏は結果的にダンスインザダークが4頭も。 らしさがないというのは、本人も認識しているようでした。 トップカン氏は偏ることなく、しかも自分血統馬や人気馬、早期活躍馬を押さえ、去年の大敗のリベンジを虎視眈々と狙っているようでした。
    そして、10位指名ともなると酒が進み、オカピーファルコン氏はシティオブライト(母リビングデイライツ)で「笑い」を取りに来ました。 ちょっと解説しますと・・・数年前のヴェルデマーレ事件(大人気だったヴェルデマーレを競合の末、指名したセッキーキング氏でしたが、オークスに出走した一つ上の姉リビングデイライツの馬名や所属厩舎を知らなかった、事件 ← 長い!)に引っ掛け、ドラフトに参加せずその場で雰囲気を楽しんでいたセッキーキング氏にジャブを放ったわけです。



今回、各人にドラフトの自己採点をしてもらいました。 色々な想いが交錯したこの馬たちと共に、1年間、歩んでいきます。 第2回ドラフトもいいドラマを見たいですね。

厩舎 自己採点 本人の感想

オカピーファルコン 90点 「オギキセキ氏に5位指名されたサーブユアセルフは欲しかった」

台北の種馬 90点 ザサンデーフサイチ(エアグルーヴ04)が指名されたのが、やっぱり痛い」

オギキセキ 30点 「一般的に見るとOKそうだが、自分的にNGなラインナップになった」

トップカン 90点 「最後の最後で抽選に負けた」

バブ 80点 「ドラ1抽選ハズレが痛いし、フサイチホウオーも欲しかった」



そしてそして、せっかくですので、ドラフトにオブザーバー参加したセッキーキング氏に順位予想をしてもらいました。 基本的に理由はなく、「フィーリングで」だそうですが、POG本を一切見なかった氏が、敢えて1位指名をしていたらならザサンデーフサイチ(エアグルーヴ04)だそうなので、その馬を指名したオギキセキを1位に、とのこと。

セッキーキング氏の予想順位
順位 厩舎
1
オギキセキ
2位
オカピーファルコン
3位
バブ
4位
トップカン
5位
台北の種馬



第2回ドラフト実録

このコーナーは2006/9/3(日)に行われたドラフト(第2回、3頭/1人) の様子を再現したものです。




  1. 2ndドラフトは3名+2名で
    時期的に海外への出張者が2名に増え、2ndドラフト会場に現れたのは3名。 とは言っても出張者2名とはメールにてリアルタイムに通信ができる環境だったので、ドラフト自体は無事にできるものと想定。 日曜日の夜、都内某所にて無事、開催スタートとなりました。

  2. 今期は異常なPOG戦線
    会場に集まった3名で、まずは今期POGのこれまでレビューを。 まずの論点は、「まだ誰も勝ってないねー」でした。 例年、夏競馬を盛り上げるべく、即戦力を獲得していました。 今年もそうです。 それなのに、結果として誰も勝てなかった。 何ででしょう。
    ちょっとデータを集計してみますと...7頭がデビューし、出走は10回。 人気は[3-5-1-1]、着順は[0-1-2-7]という悲惨な状況。 実際のレースで人気になる馬を指名しているので、さほど指名の仕方が悪かった、とも断定はできず。 やはり、サンデーサイレンス不在が影響しているのか、この夏は「人気で勝てない」馬が多かったような気がします。 それと、この夏を席巻しているマイネル軍団やエイシン軍団が、当POGであまり指名されてない、という現実もあるのでは。 「夏競馬でデビューするも、来年のクラシックまで楽しめる馬を」という中途半端な狙いはあまりよくないのでしょうか。 夏で勝ちたいのなら、超早熟、1勝挙げればOK、という馬を割り切って指名する勇気が必要なのでしょうか。 来年以降の課題としましょう。

  3. アノ馬の馬名が決定しました
    そしてもう一つの論点というか、トピックスがこの時期にありました。 エアグルーヴ04の馬名が、ザサンデーフサイチに決定したということです! セレクトセールにて当時最高価格の4億9,000万円で取引されたこの馬が無事、競走馬になる予定なわけですが、馬名はサプライズでした。 去年のジャンクに続き、今年もTVとのタイアップですか。 しかもフサイチが後ろにつく、と。 馬主の関口房朗氏は競馬界を盛り上げてくれますね。 こういう個性の強い馬主がいると面白くなりそうです。

  4. 2ndドラフトの1位指名=11位指名へ
    なんだかんだ雑談し、海外組2名との連絡も取れ、いよいよ本題のドラフトへ。 2ndドラフトは計3頭の指名。 今期はみなが未勝利、となると、誰もが即戦力へ触手が伸びると予想。 とは言いつつ、今年は関西の9月開催が例年の阪神競馬場でなく中京競馬場に変更されているせいか、有力デビュー馬情報がさほどないような気が。 ローカルちっくな競馬場ではデビューさせたくないのか、どうやら本当の期待馬は10月の京都開催に照準を合わせているようです。

    投票&開票
    投票結果は、
    うわー、エイシンイチモンジで競合してしまった! 私バブは、昨年の指名馬マイネルスケルツィの下だったのでもちろん注目していたわけですが、どうやらこのドラフトの数日前、坂路の1番時計を出してしまったようで・・・。 それは注目されるはずです。 ところがデビューは10月京都の予定とのこと。 これで9月中京開催の目玉になっていたら・・・昨年のマルカシェンクのように国内組全員が指名していたかもしれません。
    そしてもう一つのサプライズ、海外組のトップカン氏にゴーストライターを持っていかれてしまった! 実はこの2頭、共にマンハッタンカフェ産駒なんですよね。 クラシックの王道を、と考えてのリストアップでしたが・・・すでにこの段階でドラフト戦略に支障が出てしまいました。 海外組とは言え、トップカン氏はリサーチしてますねー、という印象です。
    オカピーファルコン氏、台北の種馬氏はそれぞれ元PO馬が父馬の中で評判馬をチョイス。 ベタというか無難というか、個人的にはそそられない馬だったので、助かったというのが本音です。

    クジ
    エイシンイチモンジのアタリを引き当てたのはオギキセキ氏! 兄を指名していた執念が通用せず、私バブはあえなく敗退。 3頭枠のうち上位2頭が消え、ちょーがっくりです・・・。

    私バブのハズレ11位指名は、こちらも父元PO馬というコンティネントを。 当初は最後の13位でさりげなくゲットする予定でしたが、いつのまにか2ndドラフトの主役の座へ躍り出てしまいました。

  5. 2ndドラフトの2位指名=12位指名へ
    やはりみんながみんな、9月中京デビュー馬を狙っているわけではないようで。 目先の1勝を挙げても、POGで勝ちきるには重賞勝ち馬やクラシック活躍馬を抱えないと難しい、というのを教訓にしているようですね。

    投票&開票
    2位指名(12位指名)の投票結果は、
    うぉっ、ヴィアラクテアで競合してます! しかも国内組オギキセキ氏と海外組トップカン氏が競合とは。 海外組の指名馬はメールにて通信するため、国内組の現場投票からは若干のタイムラグがありまして・・・。 まずは国内組3名が別々の馬を指名したので、2回目の競合はなしかー、と、皆ほっとしていたのもつかの間。 がっちりかぶってました。 オギキセキ氏は連続の競合ですね。 それにしても海外組のトップカン氏、やはりいいリサーチしてますね。 走る走らないは別として、競合させるような馬を指名するとは。 あなどれないっすね。
    オカピーファルコン氏、台北の種馬氏はそれぞれ元PO馬が父馬の中で評判馬を再びチョイス。 ちゃんと個性が出てますね。

    クジ
    ヴィアラクテアのアタリを引き当てたのはトップカン氏! クジというか、実際はジャンケンだったわけですが・・・。 オギキセキ氏、2連勝はならずでした。

    オギキセキ氏のハズレ12位指名は、オウケンタフバナナを。 9月中京開催デビューが確定しているようです。

  6. 2006-2007POGのラスト指名
    さすがに3連続競合はなく、無風の指名となりました。 そんな中、海外組は馬名で笑いを取りにいったようで、トップカン氏の*サムライタイガース(←阪神ファン?)、台北の種馬氏のナックルパート(←格闘技ファン?)など、マニア受けする馬名のようです。 台北の種馬氏の指名メールでは、「ナックルパートとは、ボクシングでこぶしを作ったときに・・・」なーんて薀蓄も書いてあり、思い入れの深い馬となること間違いなしでしょう。




    [注] 2ndドラフトの翌週、無事に今期初勝利馬が出ました! これで今期も盛り上がってくれることでしょう。