'02/'03 POGのみどころ

第1回ドラフトを再現した ドラフト実録 もあります。



  1. 競合馬の活躍ぶり
    今年はサンデーサイレンス産駒が豊作(毎年豊作とも言えるが、今年は特に)なので、上位で消えそうな馬が何頭か想像できます。 その中でもダンシングオンがピカ一でしょう。 次にキーファクターミステリアスアートブラックカフェアドマイヤグルーヴ(エアグルーヴ00)、などなど。 意外に人気が割れて競合なしという線もあり得ましたが・・・。 やはり1番人気はダントツでした。

    くじに外れたほうがいい結果とは・・・。

    1位指名競合 ダンシングオン ()森
    対決厩舎 オカピーテイオー vs 赤羽の種馬 vs トップカンの 3人 で競合! → 勝ったのは オカピーテイオー厩舎
    前評判 全兄姉にダンスインザダークダンスパートナーのG1馬。 そして社台クラブ募集価格が2億円。 森厩舎。 順調そのもの。 もしからしたら函館デビューも? どのグループでも1番人気確実。 重複必至の馬ですね。
    対比馬 赤羽の種馬厩舎 のハズレ1位指名は ブラックカフェ (美)小島太
    トップカン厩舎 のハズレ1位指名は ブラックカフェ (美)小島太
    そうです、ハズレ1位でも競合してしまいました。
    ハズレ1位指名競合 ブラックカフェ (美)小島太
    対決厩舎 赤羽の種馬 vs トップカン → 勝ったのは 赤羽の種馬厩舎
    前評判 絶好調のカフェ軍団が送る今年のセレクトセール出身馬。 社台ファーム産ではダンシングオンと双璧をなすという噂です。
    対比馬 トップカン厩舎 のハズレハズレ1位指名は スズカドリーム ()橋田
    近親にあの悲劇の名馬サイレンススズカがいる血統。 晩成気味だが、期間に間に合えばクラシックもあっさり制覇か?
    結果 3名競合ダンシングオンは1勝のみ、はずれ指名の2名競合ブラックカフェが2勝、はずれのはずれだったスズカドリームが重賞勝ち。 残り物に福がありまくりでした。



  2. 他人血統激走か?
    一昨年あたりから 「他人血統」 の奪い合いが多くなりました。 アドマイヤドンの成功もあり、今年はますます略奪に拍車がかかるか?

    ネオユニヴァースが2冠馬となりました。オギキセキ氏、お見事!

    ミステリアスアート ()松田国
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 2位指名
    つながり 赤羽の種馬厩舎 全兄のアドマイヤセレクトなど
    前評判 毎年コケている母ファデッタだが、今年は一味違うとの評判。 実際の馬主・厩舎も アドマイヤ・橋田 → トーセン・稗田 → 金子真人・松田国 に替わり、今までと違った面が出るか。
    結果 今年もコケたました。 未勝利で終わるとは・・・。
    ネオユニヴァース ()瀬戸口
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 10位指名
    つながり オカピーテイオー厩舎 全兄のチョウカイリョウガなど
    前評判 こちらも毎年人気の「母ポインテッドパス」。 今年は牡馬ながら社台クラブ馬の一員としてデビューを迎える。 瀬戸口厩舎がどうなのという話もあるようだが、おおはずれはないでしょう。
    結果 2冠馬ですか。 お見事。 オカピー氏も、この牝系をしつこく狙っていれば・・・。 痛恨ですね。
    ワイアットアープ(レガシーオブストレングス00) (美)藤澤和
    指名厩舎 バブ厩舎 4位指名
    つながり 明王厩舎 全姉のスティンガーなど
    前評判 母レガシーオブストレングスが藤澤和厩舎に入ればそれだけで有力。 いつも遅生まれがネックだったが今年は空胎明けのおかげで早生まれ。 マイラーっぽいきらいはあったが、待望のSS牡馬。 ただ、今期POGでは東京開催が極端に少なく、藤澤和厩舎は狙いを下げる必要があったか?
    結果 G1馬の下だったのに未勝利。 何がいけなかったのでしょう・・・。
    ローマクラブ(コンジュラ00) ()藤原英
    指名厩舎 バブ厩舎 13位指名
    つながり A.T.厩舎 (現 明王厩舎) 半姉のテンザンミラー
    前評判 どのメディアにも載ったことはないと思います。 ただ単にロイヤルタッチ産駒を探していたら、父と同じ馬主(太田氏)だったということで指名しました。
    結果 結局未勝利でしたが、2着も3着も1番人気もあったので、全然ダメってことはなかったのですが・・・。 1勝するのとしないのでは大きな差がありますね。
    アドマイヤグルーヴ(エアグルーヴ00) 牝 ()橋田
    指名厩舎 赤羽の種馬厩舎 2位指名
    つながり H.S.厩舎 (現 セッキーキング厩舎) 母のエアグルーヴ
    前評判 エアグルーヴは5年前のPOGでセッキーキング氏と赤羽の種馬氏で競合したのです。 結局、クジでセッキーキング氏がかっさらいましたが・・・実は思い入れがちょこっとある血統なのです。 なんてミニ情報はさておき、当馬はセレクトセールで牝馬ながら2億3,000万円、もちろん牝馬ではNo.1、アドマイヤが落札。 特に不安情報もなく、順調に行っていることでしょう。
    結果 春2冠はどちらも1番人気でしたが、結局3着→7着とふるいませんでした。 とは言ってもオープン特別勝ちがあり、充分な成績と言えるでしょう。
    ザッツザプレンティ(バブルプロスペクター00) ()橋口
    指名厩舎 赤羽の種馬厩舎 4位指名
    つながり セッキーキング厩舎 半姉マニックサンデー
    前評判 父が自分血統のダンスインザダークなので、この欄に入れられた赤羽の種馬氏は腑に落ちないでしょうが・・・競走馬は母系重視ということで、見逃してください(^^;。 その父と同じく橋口厩舎の予定で、雄大な馬体はSS産駒に勝るとも劣らないとのこと。 牝系自体も活気があるし、有力ですね。
    結果 G3勝ちにダービー3着、文句なしの成績です。
    サイレントディール ()池江
    指名厩舎 赤羽の種馬厩舎 8位指名
    つながり セッキーキング厩舎 全姉のビスクドール
    明王厩舎 全姉のビーポジティブ
    前評判 毎年人気になる「母フェアリードール」ですが、今年は500kgを軽くオーバーする雄大な馬体。 それゆえか、仕上がりが遅いとの情報もあり。
    結果 G3勝ち、ダービー4着、こちらも申し分ない成績です。
    ダンシングオン ()森
    指名厩舎 オカピーテイオー厩舎 1位指名
    つながり 北京の種馬厩舎 (現 赤羽の種馬厩舎) 全兄のダンスインザダーク
    A.T.厩舎 (現 明王厩舎) 全姉のダンスパートナー
    前評判 今年の人気1位。 ドラ1で3名競合し、クジで持っていきました。
    結果 結局1勝だけでした。
    シュペリユール 牝 ()長浜
    指名厩舎 オカピーテイオー厩舎 2位指名
    つながり 明王厩舎 全姉のファビラスキャット
    前評判 ドラフト時点ですでに入厩済、夏競馬で初陣の予定。 今年は芦毛でないが、逆にSS産駒は黒い方がいいのかも。
    結果 結局は1勝だけでしたが、オープン特別で3着しているように素質はあるのでしょう。
    ウインカイザー(シンコウビューティ00) (美)藤澤和
    指名厩舎 オカピーテイオー厩舎 3位指名
    つながり A.T.厩舎 (現 明王厩舎) 母のシンコウビューティ
    前評判 シンコウラブリイ好きのオカピーテイオー氏にとっては自分血統という想いでしょうが、厳密に言うと母は明王氏のPO馬だったものでここの掲載となります。 この牝系が藤澤和厩舎に入ったのなら能力は疑いようもないのですが、あとはデビュー時期だけ。
    結果 未出走でした。 やはりデビュー時期が問題でしたね・・・。
    ヴィータローザ(ローザネイ00) ()橋口
    指名厩舎 オカピーテイオー厩舎 5位指名
    つながり 赤羽の種馬厩舎 全兄のロゼノアール
    前評判 相変わらずの母ローザネイ、人気ですね。 今年はちょっと大き目に出ているらしいので、それが良いのやら悪いのやら。
    結果 未勝利戦で3着に何度なったことか・・・。 未勝利を脱出した後は500万下もポンと勝ち上がりましたが・・・もうちょっと早く開眼していれば・・・といったところでしょうか。
    ドリームパートナー 牝 (美)大久保洋
    指名厩舎 オカピーテイオー厩舎 7位指名
    つながり A.T.厩舎 (現 明王厩舎) 母のダンスパートナー
    赤羽の種馬厩舎 全姉のロイヤルパートナー
    前評判 去年はエリシオでコケ、今年はその全妹。 馬主も厩舎も替わり、出足も速い今年は「穴人気」してたような気がします。
    結果 ダービー開催の最終週に出走、見事1着。 1年早い出走だったらば・・・と悔やまれますね。
    ビッグロンドン ()中尾謙
    指名厩舎 オカピーテイオー厩舎 11位指名
    つながり オギキセキ厩舎 半兄のビッグロジック
    赤羽の種馬厩舎 半兄のナリタリュウオー
    前評判 そこそこの種牡馬につければ人気になる母オールフオーロンドン。 今年はブライアンズタイムだし、すでに入厩済だしで、早期からも活躍できることでしょう。
    結果 デビューは10月にずれ込みましたが、1勝はしました。 もうちょっと活躍してくれても・・・という感じでしょう。
    ダンシンリボルバー (美)国枝
    指名厩舎 オカピーテイオー厩舎 13位指名
    つながり 北京の種馬厩舎 (現 赤羽の種馬厩舎) 半兄のビンラシッドビン
    前評判 すいません、全く把握してませんでした。 というか父のダンスインザダークといい、思いっきり赤羽の種馬氏の血統なんですけど・・・。
    結果 未出走でした。
    メジロベッカム (美)奥平
    指名厩舎 トップカン厩舎 9位指名
    つながり 爆笑問題厩舎 (現 オカピーテイオー厩舎) 半兄のメジロディザイヤー
    前評判 オカピーテイオー氏がメジロディザイヤーのPOだったことを、本人は覚えているのでしょうか? めでたく種牡馬入りし、今年、初産駒がいるんですよ! それはともかく、当馬の場合は名前ですよね。 サッカー好きなら今年のメジロのラインナップ、触手が動きます。
    結果 4戦未勝利。 メジロは昔の輝きを失いつつあるのでしょうか。
    エリモトップスター ()沖
    指名厩舎 トップカン厩舎 12位指名
    つながり オカピーテイオー厩舎 半姉のエリモシャイニー
    前評判 ダービー直後は人気していたようですが・・・。 何やら脚部不安でデビューは大幅に遅れるような記事を最近見ましたが・・・。
    結果 未出走でした。
    ダイタクアズミット 牝 ()橋口
    指名厩舎 トップカン厩舎 13位指名
    つながり 明王厩舎 半兄のダイタクバートラムなど
    前評判 ハズレの少ない母スプリングネヴァーですから。 無難でしょう。 というか当馬は父がマヤノトップガンですし、他人血統という意識はほとんどないと思われます。
    結果 7戦未勝利。 スプリングネヴァーをもってしても、マヤノトップガンでの期間内勝利はなりませんでした。



  3. 自分血統でハズシか?
    POGの醍醐味と言えば、やっぱ、自分の思い入れのある馬(血統)を応援することですよね。

    リンカーンのオープン特別勝ち止まりでした。

    キーファクター ()安田隆
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 1位指名
    つながり 半姉のバンドレラ
    前評判 去年の指名は今年への布石だったのでは、と勘ぐりたくなってしまいます。 それほど今年の母パンパードスターは人気でしたね。
    結果 結局は1勝止まり。 思ったほど走りませんでした。
    シャイニンブルー 牝 ()大根田
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 9位指名
    つながり 全姉のシャイニンルビーなど
    前評判 去年はブレイクした母シャイニンレーサーですが、2年連続は??? しかも厩舎的に決してプラスでないし。
    結果 3戦未勝利。 3着が2回あったように、そこそこ力はあったようですが。
    アマビリータ 牝 ()伊藤雄
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 13位指名
    つながり 母のプライムステージ
    前評判 最近は勢いがないダイナアクトレス牝系。 そのためか、良い評判も悪い評判もほとんど聞かなかったような・・・。
    結果 未出走でした。
    オレンジボウル セ ()山内
    指名厩舎 バブ厩舎 11位指名
    つながり 母のオレンジピール
    前評判 父のエリシオがイマイチだし、母父としてのサンデーサイレンスもまだ結果が出ない。 そして、エリシオ×サンデーサイレンス肌は壊滅状態。 救いは、山内厩舎ということだけ。
    結果 いつの間にやら去勢されていたのか・・・。 やはりエリシオ産駒はダメですね。
    ヤマニングロリアス ()浅見
    指名厩舎 赤羽の種馬厩舎 3位指名
    つながり 全兄のヤマニンセラフィム
    前評判 去年と条件が全く同じですから、無事ならば重賞勝ちしておかしくないです。
    結果 未出走でした。 ケガでもしたのでしょうか。
    リンカーン(グレースアドマイヤ00) ()森 → 音無
    指名厩舎 赤羽の種馬厩舎 5位指名
    つながり 母のグレースアドマイヤ
    前評判 思えば母バレークイーンにまつわる事件は、グレースアドマイヤが発端なんですよね・・・。 アドマイヤはしっかりと良質馬主になりましたし、無事ならソコソコいけるでしょう。
    結果 いつの間にやら森厩舎から音無厩舎へ転厩していましたが・・・。 結果、オープン特別2勝ですから。 お見事ですね。
    エルフィン(ロジータ00) 牝 ()山本
    指名厩舎 赤羽の種馬厩舎 7位指名
    つながり 半兄のマキシムトライ
    前評判 母ロジータというとオカピーテイオー厩舎御用達の血統という印象ですが、実は過去に1度、赤羽の種馬氏が略奪したことがありました。 結果は出ませんでしたが、当時、他人血統を奪うということが珍しかったため、私には印象深く残ってます。 さて、今年はダンシングブレーヴ牝馬ですね。 桜花賞路線にのってくるかもしれません。
    結果 ダートで1勝のみ。 クズは出さない血統ですが、イマイチ大ブレイクとまではいかないようです。
    キャッチザゴールド 牝 ()池江
    指名厩舎 赤羽の種馬厩舎 10位指名
    つながり 全兄のステイゴールド
    前評判 ステイゴールドがついにG1馬になりました。 POG期間内は単なる条件馬だったのですが、これほど晩成傾向のSS産駒は珍しい。 気性が荒い血統としても有名ですが、牝馬に出た今年は特にその気性の面で危惧されてます。
    結果 年明けデビューでようやくの1勝。 この牝系はいつもこんな感じのようです。
    ボレロ ()松田国
    指名厩舎 赤羽の種馬厩舎 12位指名
    つながり 半姉のグレースアドマイヤなど
    前評判 お馴染み母バレークイーン。 社台高馬。 松田国厩舎。 条件的にはダンシングオンとさほど変わらないようだが・・・。 人気が低いということは、関係者の評価も低いということか?
    結果 未出走でした。 あまりに人気がありませんでしたからね。
    ティティス 牝 (美)鈴木康
    指名厩舎 赤羽の種馬厩舎 13位指名
    つながり 半兄のパルシファルなど
    前評判 指名時(第2回ドラフト)にすでに出走していたのは御愛敬として(^^;、さしものダイナフエアリーもエリシオというマイナス要素には勝てなかったのか、さして評判になっていた記憶はない。
    結果 未勝利。 やはりエリシオ、ですね。
    ラヴァフロウ (美)河野
    指名厩舎 トップカン厩舎 2位指名
    つながり 母のツィンクルブライド
    前評判 私バブが当POGに参加する以前、ツィンクルブライドを持っていたそうです。 首が高いキリン走法でお馴染みの血統ですが、今年もその走り方に注目が集まります。
    結果 未出走のまま死亡してしまいました。 合掌。
    ジョウノマチエール00
    指名厩舎 オカピーテイオー厩舎 幻の6位指名
    つながり 全兄のウインラディウスなど
    前評判 最後にちょっとオマケを。 実はオカピー氏、6位指名でジョウノマチエール00を指名してしまいました。 この馬、ウイン募集馬でしたが早々に募集中止になってます。 死亡してしまったので。 ということで指名は幻に。 代替馬として、10位指名終了後にタニノバラライカを選択。 ダービー馬の下が10位指名が終わっても出てこないとは・・・。 そう言えばいたねー、という感じでした。



ドラフト実録!

このコーナーは2002/6/8(土)に行われたドラフト(第1回、10頭/1人) の様子を再現したものです。




  1. ドラフト前 その1 〜明王氏が不参加、トップカン氏が復帰〜
    本年度は明王氏が不参加。 本業の都合により、日本でのPOGには参戦が困難となってしまいました。 残念。 何年か後に、無事の復帰を願っています。

    替わりにというわけではないですが、 トップカン氏が復帰 することになりました。 同氏、私バブが参加する以前に当POGで活躍されていたそうです。 7〜8期ぶりの復活というところでしょうか。 その頃はサンデーサイレンスが猛威を振るうか振るわないかの時期。 あの新種牡馬が、今では独り勝ち状態。 時代は移り変わっています。 あと7〜8年したら、SSの仔、孫たちがリーディング争いをしているかもしれません。
    さて、トップカン氏の経歴としては、代表PO馬に マヤノトップガン がいるそうです。 ハンドルネームの「トップカン」はもちろん、同馬が由来となっています。 私バブにとっては初対面になり、どんな戦略を打ってくるのか見当がつきません。 新たな旋風を巻き起こすのでしょうか?

    ちなみに、昨年度、急遽参加を取りやめたセッキーキング氏。 今年も不参加となってしまいました。 まだほとぼりが冷めていないのでしょうか?(^^; 来年度は是非、参加してくださいね。 そのためにも1年前からの説得工作を用意周到にお願いします。

  2. ドラフト前 その2 〜今年はPOGドラフトどころではない?〜
    2002年6月。 月日が経てば記憶の彼方に飛んでしまうのでしょうが、今年のPOGドラフトは見事に FIFA World Cup Korea/Japan の開催期間にぶち当たってしまいました。 しかもドラフト当日は予選リーグのイタリア戦。 本当はテレビでも観戦しながら片手間にドラフトでも行いたいところですが・・・。 え?ドラフトというイベントを何だと思っているんだって?  1年に1、2回しか行わないドラフトなのですから真剣に取り組むべきなのでしょうが、ワールドカップは4年に1回。 しかも地元開催。 どちらがプライオリティが高いかは一目瞭然ですね?(^_^;)  まぁ、次の日の日本戦は避けてドラフトを開催したわけですし、ここは一つ我慢して馬選びに没頭するとしましょう。

  3. 緊張の1位指名 〜やっぱり今年のダントツ1番人気はあの馬だった!!!〜
    まずは、バブから見た各人の指名予想を...

    このようにダンシングオンが重複するものの、2名での競合かな?と考えていました。

    投票&開票
    投票結果は、 ダンシングオンが3名で競合です! それにしてもオカピー氏まで参戦するとは。 予想できませんでした。 それ以外の3氏のドラ1は予想通り。 今年のドラフト戦略はすんなり行きそうな予感です。

    クジ
    アタリを引き当てたのはオカピーテイオー氏! 復帰早々のトップカン氏には痛い痛い仕打ちですね。 もう一人、ハズレを引いた赤羽の種馬氏・・・かなりショックを受けています・・・。 競合はするだろうが、アタリクジは絶対に自分が引くものだと確信していたそうです。 「またインチキする奴がいるとは・・・」 という捨てゼリフには、哀愁さえ漂っていました。 (ちなみに、過去の「インチキ」事件はこちらを参照ください)

    ハズレ1位
    ハズレ1位も当然、投票します。 結果は、 そう、ハズレ1位も競合してしまったのです! 元々、赤羽の種馬氏はサクラ派でしたから。 サクラケイザンオーなんて指名馬もいましたし。 サクラ御用達ジョッキーだった小島太が調教師になったということで、太つながりでした。
    トップカン氏は 「出遅れる小島太騎手は嫌いだった」 ということですが、調教師としての手腕は評価しているのでしょう。

    再びクジ
    アタリを引き当てたのは赤羽の種馬氏! 復帰早々のトップカン氏には追い討ちをかけるように、痛い痛い・・・。 なにせ、自分の中のドラ1、2位級のSS牡馬が指名できなかったわけですから。 ハズレのハズレ1位指名にはスズカドリームを。 悲劇の名馬サイレンススズカの近親ですし、サラブレッドは血のドラマであることを再認識させてくれる馬となるでしょう。

  4. 次なる波乱が潜む2位指名 〜あの人気馬が他人の手に〜
    ドラフト1位でSS牡馬が4頭消えましたが、私バブのお目当てはまだ指名されていません。 ということで、お目当てのアグネスクラウン(ダイナフアンキー00)を指名。 結果、単独。 情報が少なかったですし、芦毛も嫌われる要因でしょうし、同じ森厩舎(後に白井厩舎と判明)ならダンシングオンへ行くでしょうから。

    その他のトピックスとしては、オギキセキ氏がミステリアスアートをかっさらっていったこと!  母ファデッタはアドマイヤセレクトトーセンハミングと2年連続して赤羽の種馬氏が指名していましたから。 2位で強行指名したオギキセキ氏はよほど良い情報を仕入れたのでしょう。 それにしてもオギキセキ氏は1、2位ともに金子真人所有の馬ですね。 昨年、赤羽の種馬氏がピタゴラスGolden Pond99を1、2位で指名した際に 「おまえは金子真人か?」 とツッコンでいましたが、今年は自分が金子真人になりました。(^_^;)  去年はコケた作戦ですが、今年は如何に!?

    対する赤羽の種馬氏はアドマイヤグルーヴ(エアグルーヴ00)を。 オカピー氏が1位指名するものと思っていた馬がここで消えました。 そういえば、エアグルーヴはセッキーキング氏と赤羽の種馬氏が競合した馬でした。 結果、セッキーキング氏がアタリクジを引いたわけですが、その雪辱を今年果たした、というところでしょう。

    個人的には、サイレンスブランドを指名されたのが痛かったです。 毎年、山内SS牝馬には稼がせてもらっていましたから、今年はコレを狙っていたのに。 まぁ、1・2位を思い通りに獲れたので、ヨシとしましょう。

  5. 今年はマッタリの3位指名 〜もう落ち着きました〜
    例年だとこの順位あたりから他人血統の強奪などが始まるのですが、今年は無風でした。 というか、ドラ1で強烈なことがありましたから、そろそろ落ち着かねば。

    主なトピックスとしては、フジクロカミを挙げておくべきでしょう。 デビュー前の若駒が社会面で取り上げられる事件など、そう滅多にないでしょうから。 その事件とは・・・ご存知の方も多いでしょうが・・・そう、外務省の機密費流用事件。 某ノンキャリアが、公費をネコババして馬につぎ込んだのです。 馬につぎ込むというと普通は馬券に行くのでしょうが、某ノンキャリアはケタが違う。 なんと、繁殖牝馬をレンタルし、天下のサンデーサイレンスの種を付け、仔馬を生産してしまったのです。 産まれたのがフジクロカミ。 事件が明るみになったのがデビュー前だったので、当然の如く、当馬は売りに出される。 まずは2001年7月のセレクションセール。 が、3,500万円でも声が掛からず。 ゲンを担ぐ風習が残る競走馬の世界ですから、いわくつきの馬は誰も欲しがらなかったというわけです。 そして立て続けに2001年8月の北海道市場に上場。 ここで2,510万円で落札されました。 サンデーサイレンスの種付け料が2,000万円として、繁殖牝馬のリース料を数百万円、維持費をプラスしても恐らく原価を割っていることでしょう。 しかし、競走馬にならなければ価値はゼロ。 公費の回収のためにも、赤字覚悟の大出血サービス。 落札したのは山内厩舎系のバイヤー。 SS産駒でこの値段なら、元は取れるとふんだのでしょう。

    名誉のために・・・現馬主は、機密費流用事件にも某ノンキャリアにもまったく関係していません。 馬にも罪はありません。 温かく見守っていきましょう。 あ、もちろん、POのオギキセキ氏も何ら関係ありませんので。(^_^;)

  6. その他、ドラフトのみどころ
    今年は競合が1位指名の2回だけの穏便なドラフトになりました。 ということで、当コンテンツに載せる 「ネタ」 も少々不足気味でした。

    そんな状況下でも、触れなければいけない事件もありました。 オカピーテイオー氏が6位で ジョウノマチエール00 を指名しました。 ウインラディウスジョウノヴィーナスと2年連続して指名している 「母ジョウノマチエール」 だし、いいんじゃないの?・・・っておい、死んでるよ、この馬。(^_^;)  ワールドカップ熱がこういうところに影響しているのですね。 指名時に死亡が確認されているので、代替馬を 「11位」 で指名することになりました。 つまり、全員が10頭指名した後に、単独で指名する、と。 その馬がタニノバラライカ。 ほんの数週間前のダービーを勝ったタニノギムレットの半弟です。 父はサンデーサイレンス。 こんな馬が残っているものですね。

    さて、そんなこんなで最後の10位指名。 ネタ不足も深刻化し、「敢えて競合しようよ」 という空気が出来ました。 参戦するのはオギキセキ氏と赤羽の種馬氏。 まだ指名されていない有力馬を、隠語等を駆使して探り当て、同じ馬を指名しようという企画でした。 互いに共通する馬というキーワードで話は進む。 私はてっきり バレークイーン00 だと察知したのですが、どうもしっくりこない。 あれやこれやの想像大会でしたが、結局は意思の疎通を欠き、企画は途中で断念。 赤羽の種馬氏はキャッチザゴールドという 「ゴールデンサッシュつながり」 を思い描いていたそうですが・・・。 赤羽氏は全兄のステイゴールドを指名したので納得ですが、オギキセキ氏とどうつながりがあるのか知らなかった私。 別のPOGで指名していたのでしょうか?  その理由はドラフト会場では知らされたはずですが、記憶の片隅にもありません。 ま、これは企画倒れということで、なかったことにしましょう。(^_^;)

  7. ドラフト終了!
    明王氏、セッキーキング氏が不参加でしたが、トップカン氏が復帰した今回のドラフト。 1位指名&ハズレ1位指名のダブル競合という見どころだけを残し、想いは次の日のワールドカップ日本戦へ!(^_^;)
    最後に、各自で採点してもらい、コメントも頂きました。 色々な想いが交錯したこの馬たちと共に、1年間、歩んでいきます。

    厩舎 自己採点 コメント

    オギキセキ 95点 10位指名競合企画で、ゴールデンサッシュを当てられなかったので、-5点。

    バブ 90点 サイレンスブランドが獲れなかったので-10点ですが、厩舎ブランドで頑張ります。

    赤羽の種馬 30点 1位指名を獲れなくて、それだけで-60点。

    オカピーテイオー 160点 赤羽の種馬氏と競合してダンシングオンを獲得したので、赤羽氏の-60点をプラスして160点。

    トップカン 50点 1位指名を2回外したのが痛いけど、(メジロ)ベッカムのフリーキックに期待。