'97/'98 POGのみどころ

ドラフト実録 追加しました。



  1. 競合馬の活躍ぶり
    POGといえばドラフト、ドラフトといえば競合、競合といえばくじ引き...。う〜ん、ほんのちょっとした行き違いで、1年を棒に振る可能性もあるだけに、ドラフトって恐いね!
    けど、くじに当たったほうがいいのか悪いのかは別問題。未完の大器で終わっちゃう可能性もあるし、外れ指名馬が激走しちゃうケースだってあるわけだから...
    さてさて、今年の 競合馬の活躍ぶり はどうかな?見守っていきましょう。

    競合馬の争いで2戦2勝だった A.T.厩舎 がPOG優勝! やはり競合する馬は、活躍しちゃうのでしょう。
    泣くに泣けないのは、せっかく獲った ミラクルアドマイヤ が1勝どまりの H.S.厩舎 と
    競合馬争いで負けた2頭が活躍された バブ厩舎。


    1位指名競合 ベストアドマイヤ (ミラクルアドマイヤ) ()小林稔
    対決厩舎 H.S.厩舎 vs 北京の種馬厩舎 → 勝ったのは H.S.厩舎
    前評判 今年のPOG一番人気。どのグループでも人気を集めたことでしょう。
    なにせ、「100年に1頭の馬」「インチキしてでも取れ」「兄のフサイチコンコルドより上(小林稔師談)」 なんてことを聞いた日にゃぁ、誰でも獲りたくなるって!
    対比馬 北京の種馬厩舎 のハズレ1位指名は 母ダイナフェアリー (パルシファル) (美)鈴木康
    これまた人気の一頭で、全兄のサマーサスピション、ローゼンカバリーが活躍したことで安定勢力となった 「母ダイナフェアリー」。 しかも、今年は兄達と違って遅生まれでなく、クラシックにも間に合いそう。 別冊宝島POG読本 によると、美浦トラックマンでは人気No.1だったそうだ。
    結果 ミラクルアドマイヤ → 1戦1勝
    パルシファル → 予後不良になったとは言え 3戦2勝 2着1回
    よって パルシファル の勝ち、競合に負けた 北京の種馬厩舎 に軍配です!
    5位指名競合 シャインアドマイヤ (アドマイヤサンデー) 牝 ()小林稔 (作田)
    対決厩舎 A.T.厩舎 vs バブ厩舎 → 勝ったのは A.T.厩舎
    前評判 エアインセンス と並んで、今年のSS牝馬の目玉。 小林稔厩舎にしては早期デビューが見込まれた。にしても、5位まで残っているんだからちょっと驚き。
    対比馬 バブ厩舎 のハズレ5位指名は 母コートネイズデイ (リアリティー) ()池江
    持ち込みだが、短距離血統。クラシックは期待薄か。 が、活躍馬を多数出しているマエコウF(現ノースヒルズ)所有だし、「競馬王」でもPOG活躍指数5を得た評判馬だった。
    0-0-0-8、登録抹消されました
    結果 アドマイヤサンデー → 2勝、オークスまで駒を進めました
    リアリティー → 未勝利で登録抹消...
    よって アドマイヤサンデー の勝ち、競合に勝った A.T.厩舎 に軍配です!
    7位指名競合 母Silken Ripples (*ダイワリプルス) 牝 (美)増沢
    対決厩舎 A.T.厩舎 vs バブ厩舎 (2度目の対決) → 勝ったのは、またまた A.T.厩舎
    前評判 評判の Fasigtipton Sale 最高馬。$60万。黙っていても走る。 って言うか、7位ごときで競合するな!と思ったのは、当人達だけではなかったハズ。
    対比馬 バブ厩舎 のハズレ7位指名は 母Belonging (*サヴァイヴァコール) ()田所秀
    同じく Fasigtipton Sale の高馬。が、こっちは $46万。 値段で走るわけではないが、値段で見ると、活躍しても 2/3 か!?
    結果 *ダイワリプルス → 3勝、オープン特別まで勝っちゃいました
    *サヴァイヴァコール → 最後の最後によくデビューしたが、1勝でおわる...
    よって *ダイワリプルス の勝ち、競合に勝った A.T.厩舎 にまたまた軍配です!
    POGで勝つには、運も必要なのね...



  2. 他人血統激走か?
    過去に他人が指名したPO馬の下(弟、妹)を指名するのって、ちょっとためらいがあるよね。あんまり走らなかった馬の下なら抵抗は少ないけど、活躍馬の下となると勇気がいるよ、うん。気を遣って下位で指名したりする場合もある。でも、前評判の高い馬などは、そんなのお構いなしさ!
    だって、ドラフトって、仁義なき闘いじゃん (^^;)
    ということで「他人血統」を強行指名(?)したリストを作成しました。獲った馬(獲られた馬)、拾った馬(見限った馬)。いろいろあるけど、走ったらおもしろさ2倍だ!

    他人血統をせっかく奪ったのに、よくて1勝止まりでした (^^; 残念。
    今年はこれに懲りて、他人血統の奪い合いはないかな!?


    ベストアドマイヤ (ミラクルアドマイヤ) ()小林稔
    指名厩舎 H.S.厩舎 1位指名
    兄姉厩舎 北京の種馬厩舎 姉のグレースアドマイヤ
    前評判 「競合馬」の欄 参照。 何を隠そう、ベストアドマイヤ (ミラクルアドマイヤ)は「他人血統」だったのです。
    結果 1勝だけでしたね...せっかくあんな思いして奪ったのに...
    母クルーピアレディー (グレートサン) (美)松山
    指名厩舎 北京の種馬厩舎 2位指名
    兄姉厩舎 A.T.厩舎 姉のタガノラピス
    前評判 ジェニュインと同じ松山厩舎ということだったが、ドラフト時にはそれしか情報がなかった。 指名した姉も1勝止まりということで「移籍」実現。
    結果 未勝利っすか...松山の内国産も確率悪いね
    母ロジータ (マキシムトライ) ()田中耕
    指名厩舎 北京の種馬厩舎 3位指名
    兄姉厩舎 爆笑問題厩舎 兄のオースミサンデー
    前評判 兄より上と騒がれたとか騒がれないとか。3位まで残っていたのなら、しゃぁない。
    結果 この馬が未勝利とは...
    メガヒット (美)上原
    指名厩舎 北京の種馬厩舎 8位指名
    兄姉厩舎 バブ厩舎 姉のシーズアチャンス
    前評判 兄チーフキャスターの弔いということで評判に。運のなさからこの血統を見限った [バブ]。
    結果 なんだかんだいっても、1勝だけでしたね...出走するたびに、ヒヤヒヤものでした [バブ]
    サンシャワーキッス 牝 ()田中章
    指名厩舎 H.S.厩舎 9位指名
    兄姉厩舎 爆笑問題厩舎 兄のガルウイング
    前評判 フジキセキを出したミルレーサーにアンバーシャダイ?と疑問符がついた。
    結果 未出走っすか...
    母サクラハツユキ (サクラアカツキ) 牝 (美)田中清
    指名厩舎 A.T.厩舎 12位指名
    兄姉厩舎 北京の種馬厩舎 兄のサクラエイコウオー
    前評判 「競馬王」で高評価だった。今をときめくCinC産駒。
    結果 1勝だけでしたね...やっぱ、サクラの牝馬はダメなのかな?



  3. 自分血統でハズシか?
    POGの醍醐味と言えば、やっぱ、自分の思い入れのある馬(血統)を応援すること!
    母馬が好きだった、兄姉馬が好きだった...など、理由はさまざま。が、このパターン、ハズス場合が多い!名牝は必ずしも名繁殖牝馬ではないし、同じ母馬から活躍馬がそうそう出ることとは稀だ。ということで、この「自分血統」にスポットを当てて、今回のPOGでの対象馬を集めてみました。
    ま、ハズレても言い訳できるから、安全な作戦だよね。しかも、走っちゃったら、うれしさ2倍だし。
    さてさて、今年はどうかな?

    自分血統の馬で大活躍だったのが A.T.厩舎の マックスキャンドゥ と H.S.厩舎 の キングヘイロー。
    って言うか、自分血統でなければこんな馬はなかなか指名できないよね。
    来年のキーワードも「自分血統」になるのでしょうか?
    でも、よくよく見ると未出走やら未勝利も多いね...


    リーディングスター ()伊藤雄
    指名厩舎 バブ厩舎 1位指名
    兄姉 兄のロイヤルタッチ
    前評判 ハズレを出さない、安定勢力の「母パワフルレディ」。全兄がダービー馬。 北海道デビューという噂も、人気に拍車をかけた。今年のPOG2番人気馬。
    結果 デビューは結局年明けにずれ込み、1勝だけ...
    母バブルカンパニー (エアノートリアス) ()渡辺
    指名厩舎 バブ厩舎 4位指名
    兄姉 兄のバブルガムフェロー
    前評判 兄バブルと同じ藤澤厩舎でなく、渡辺厩舎。しかも、良い情報は、 「スーパー競馬」で「社台の一番馬だそうで」 と紹介されたことだけ。ハズれる要素は多い...。
    結果 やはりハズれでしたか....1勝だけでしたね...
    トウカイキャプテン ()松元省
    指名厩舎 バブ厩舎 11位指名
    兄姉 兄のトウカイチャンプ
    前評判 母トウカイナチュラルは、テイオー以来、活躍馬を出してない。 トウカイチャンプで懲りたはずだが、今年はCinCだし、デビュー早そうというポジティブな要素が多かった。
    結果 それでも1勝だけ...もう母トウカイナチュラルは見限る時期なのかな?
    母パシフィカス (ビワタケヒデ) ()松田博
    指名厩舎 A.T.厩舎 3位指名
    兄姉 姉のビワカレン
    前評判 母パシフィカスは、牝馬だとダメなのか?それとも、もうダメなのか?という疑問あり。 指名時は、馬名未定だったし、厩舎すら不明だった。不安要素が多すぎ。が、当たれば3冠か!?
    結果 なんだかんだいっても2勝したし、よしとすべきでしょう
    *アグネスベローナ 牝 ()森
    指名厩舎 A.T.厩舎 4位指名
    兄姉 兄の*バトルライン
    前評判 姉の*ピールオフサンザーは期待を裏切ったが、今度は森厩舎だし、何とかなりそう。 父Trempolinoの知名度のなさが、不安要素か。
    結果 何とかならず、未勝利で繁殖入り...
    母ローラローラ (サクラユウシュン) (美)小島
    指名厩舎 A.T.厩舎 8位指名
    兄姉 兄のサクラビックスター
    前評判 偉大な年度代表馬の兄サクラローレルも、POG期間内だけならたいして稼がなかった。 で、今年は小島厩舎になったし。強調材料は少なかった。
    結果 不安的中というところでしょうか、未勝利...
    ブライダルスイート 牝 ()橋口
    指名厩舎 A.T.厩舎 9位指名
    兄姉 兄のセリサイトダンディ
    前評判 超良血のわりには走っていない、兄のセリサイトダンディ。その全妹に期待しろというのは酷。 橋口厩舎だし、早期デビューということで、8位指名のノルマくらいは達成しそう...
    結果 8位指名のノルマはきっちり達成して2勝、お見事!
    マックスキャンドゥ 牝 ()伊藤雄
    指名厩舎 A.T.厩舎 10位指名
    兄姉 兄のマックスクオリティ
    前評判 須田鷹雄氏http://www2s.biglobe.ne.jp/~sudahawk/が推していた。 「父*キンググローリアスだし、ドラフト下位にはもってこい」だそうだ。
    結果 孝行娘が! このTR馬のおかげで A.T.厩舎 は優勝しました!
    母アンフィニィ (タッチアンドシンク) (美)藤原
    指名厩舎 北京の種馬厩舎 5位指名
    兄姉 姉のユーワケリガン
    前評判 競馬王で、CinC産駒No.1評価を受ける。
    結果 競馬王で高評価された馬はボロボロでしたね...この馬も未勝利...
    チューシテマリー 牝 ()浜田
    指名厩舎 北京の種馬厩舎 6位指名
    兄姉 兄のアーバンヒーロー
    前評判 母のアイドルマリーは、あのシャダイカグラをおさえての3歳牝馬No.1。 にしては、活躍馬を出していない。デビューは早そうという情報だけが頼り。
    結果 早い時期に挙げた1勝だけ...それでもいっぱい出走して楽しめたでしょう...
    母ゲートドクール (シスターオードリー) 牝 ()小林稔
    指名厩舎 北京の種馬厩舎 7位指名
    兄姉 姉のリュバンドール
    前評判 情報、ほとんどなし。あるのは、血統の字面と、小林稔厩舎ということだけ。
    結果 情報ない馬はつらいね...未出走...
    母ディスコホール 牝 ()山内
    指名厩舎 北京の種馬厩舎 12位指名
    兄姉 兄のビンラシッドビン
    前評判 情報なし。血統の字面だけ。
    結果 これまた、情報ないとつらいね...未出走...いまさら山内厩舎に入っても...
    母ゴールデンサッシュ (ローズサッシュ) 牝 (美)鈴木康
    指名厩舎 北京の種馬厩舎 13位指名
    兄姉 兄のステイゴールド
    前評判 情報なし。血統の字面だけ。 須田鷹雄氏http://www2s.biglobe.ne.jp/~sudahawk/は、どっかの雑誌で、10位(/10頭)で指名候補に挙げてた。
    結果 須田さん、こっちははずれたね...未勝利...
    母ダイナアクトレス (トレアンサンブル) 牝 ()渡辺
    指名厩舎 爆笑問題厩舎 1位指名
    兄姉 姉のランニングヒロイン
    前評判 チェイスザウインド と並んで、今年のTB牝馬の目玉。 関西厩舎ということだったし、まともなら走っちゃうでしょう。
    結果 爆笑問題氏よ、ことごとく母ダイナアクトレスには振り回されているね...未勝利のまま繁殖入り...
    ジンガロ (美)宗像
    指名厩舎 爆笑問題厩舎 4位指名
    兄姉 兄のタヤスツヨシ
    前評判 全兄がダービー馬だけに、これまた人気に。 唯一の不安は、兄と厩舎が違うこと。が、気にする必要なしか!?
    結果 SSパワーで1勝...期待ほどは、という感じでしょうか
    母マックスビューティ (*アーサーズフェイム) (美)中野隆
    指名厩舎 爆笑問題厩舎 5位指名
    兄姉 兄のチョウカイライジン
    前評判 名牝マックスビューティが海外で種付けした仔だけに、血統の字面は人気に。 上はマックスジョリー以来走っていないし、デビュー情報が少なかっただけに、人気の盲点になっていたか!?
    結果 デビュー戦で2着に負かしたのは*ミラクルタイムなんだよね...結局、その1勝だけ...
    母アグネスフローラ (アグネスセブンオー) ()長浜
    指名厩舎 爆笑問題厩舎 8位指名
    兄姉 兄のアグネスタカオー
    前評判 情報ほとんどなし。アグネスになるだろうなー、くらい。
    結果 アグネスも確率悪いね...未出走...
    母ダイナカール (エルフィンフェザー) 牝 (美)高橋祥
    指名厩舎 H.S.厩舎 4位指名
    兄姉 姉のエアグルーヴ
    前評判 姉グルーヴはクラシックを獲ったが、その下のカーリーパッションは未勝利。 関東厩舎ということだったので、その点で言うと、後者が近いのか?
    結果 母ダイナカールもそろそろ見限る時期?...未出走...
    アサカヘイロー (キングヘイロー) ()坂口正大
    指名厩舎 H.S.厩舎 10位指名
    兄姉 兄のキョウワハヤブサ
    前評判 母の*グッバイヘイローは超良血。が、上は全然走っていない。 爆発する可能性はあるが、その確率は低いという認識。
    結果 この馬がダービー2番人気なんて、誰が想像できた! もうちょっと活躍したら、H.S.厩舎が優勝できてたのにね...



  4. Fasigtipton Sale 高馬
    最近、メジャーになってきた海外セール馬の指名。去年のスピードワールドが拍車をかけたよね。マスコミでも取り上げられるようになって、情報も多くなり、マル外好きにはたまらないよ(ジュルジュル!)。
    今年で言うと、Fasigtipton とか Barretts の3歳セール馬が前評判高かったね。
    特に、昨年度に活躍馬を多く出した Fasigtipton の高馬が高評価を受けていたよ。だって、昨年度の活躍馬を挙げると、スピードワールド、ワシントンカラー、スタープログラマー、ヤシマジャパン...POG期間に2勝クラス以上の活躍すれば、たとえクラシックに出られなくたって、恩の字だね。しかも、これらはみんな高馬。値段と活躍がリンクしているから、指名もしやすい。
    かたや Barretts はどうかというと、昨年度の活躍馬は、プレミアムサンダー、マチカネエデン、スーパードレスか...。イマイチとしか言わざるを得ないね。しかも、エデンとドレスは高馬だったけど、サンダーは掘り出しモノ。他の高馬は軒並みコケた。はっきり言って、どれ獲っていいかわかんないし、走る確率も低い。敬遠されるのもわかるよ。
    当POGでも Fasigtipton Sale 高馬 は指名されて、計3頭。どれかは活躍するでしょう。しかも、所属厩舎はバラバラなだけに、当たり外れで一喜一憂するのは間違いなし!

    やはり一番高かった *ダイワリプルス が大活躍でしたね
    それにしても、他の2頭はだらしない...


    母Belonging (*サヴァイヴァコール) ()田所秀
    指名厩舎 バブ厩舎 7位指名
    価格 $46万 早田光一郎氏が落札
    前評判 「競合馬」の欄 参照
    結果 1勝だけ...
    母Silken Ripples (*ダイワリプルス) 牝 (美)増沢
    指名厩舎 A.T.厩舎 7位指名
    価格 $60万 J.S.Company が落札、最高値
    前評判 「競合馬」の欄 参照
    結果 オープン特別勝利!
    母Ouro Verde (*ワシントンヴェルデ) (美)松山
    指名厩舎 H.S.厩舎 7位指名
    価格 $47.5万 J.S.Company が落札
    前評判 牡馬では最高値、姉にJC出走のオード
    結果 未勝利...



バブの視点から見たドラフト実録!

このコーナーは、あくまでバブの視点で見た ドラフト(第1回、10頭/1人) の様子を、
忠実(?)に再現しただけです。

[資料およびアイディア提供K.M.氏(バブの友人)]



  1. ドラフト前 〜嵐の前の静けさ〜
    今年のドラフト1番人気は、何と言っても ベストアドマイヤ (ミラクルアドマイヤ)
    別冊宝島POG読本 で「100年に1頭の馬」「インチキしてでも取れ」なんて書かれたし、小林稔師に「兄のフサイチコンコルドより上」なんて言われたら、誰でも心は揺れる。他のグループではどうだったかな?
    が、当POGグループでは、母バレークイーンは、北京の種馬氏の血統として周知しており、PO馬だった姉グレースアドマイヤのオークス断念でこの血統への執着はさらに増大しているものと思われる。もちろん、北京の種馬氏は1位指名確実。誰もが思った。これに敢えて競合をかけることは、ちょっと「まずい」状況になると思われるので、単独指名も可能か!?という情報も流れた。
    しかし、事前の「さぐりメール」等で、競合をにおわす発言をする人物あり。どうなるか見物だ...。

  2. 緊張の1位指名 〜台風上陸!〜
    まずは、バブから見た各人の指名予想を...

    投票
    皆、決めていたようで、投票箱(灰皿だったっけな?)に投票用紙が埋まる。最後はH.S.氏。悩んでいる。競合させるかどうか迷っているようだ。我々もけしかける。「関係ねぇよー!」「いけいけー」
    迷ったあげく、「ドラフトなんだから、いいよね!しょうがないよね!!!」という言葉を残し、投票...。こやつ、競合させるつもりだな!という空気が流れ、開票...。競合させようとしたのは、おそらく、ベストかリーディング。

    開票
    幹事のバブが読み上げる。
    読み上げ:「バブ、リーディングスター」みんなのリアクション:「やっぱなー」
    読み上げ:「北京の種馬氏、ベストアドマイヤ (ミラクルアドマイヤ)」みんなのリアクション:「当然だね」
    読み上げ:「A.T.氏、母シンコウラブリイ」みんなのリアクション:「それ来たかー」
    読み上げ:「爆笑問題氏、母ダイナアクトレス」みんなのリアクション:「アクトレスかー」
    読み上げ:「H.S.氏、ベストアドマイヤ (ミラクルアドマイヤ)」みんなのリアクション:「おまえ、マジかよー!」

    競合しちゃったね。くじ、くじ!

    くじ
    敬意を表してか、北京の種馬氏が先にくじを引き、残り物はH.S.氏に...。
    神はいじわるなのか。引き当てたのは、強行指名を敢行したH.S.氏。一同、大笑い!!!うなだれる北京の種馬氏。申し訳なさそうなH.S.氏。しかし、これがドラフト。しゃーない。

    なお、A.T.氏が、当時はあまり注目されていなかった 母シンコウラブリイ を1位指名にしたのも理由があって、「さぐりメール合戦」でこの名前が出たことがあり、早めのゲットとなったのであろう。

  3. 余韻が残る2位指名 〜被害は深刻!?〜
    バブは *マイネルラヴ、単独。
    マル外ノーチェックだった人たちは「ふーん」というリアクション。残りの人たちも「4〜5位くらいなら指名したんだけどね」だそうだ。2位指名は正解か。
    ここで、6位指名予定の 母リュドゥパーム を取られる(A.T.氏)。曰く、「どっかのPOG名人が1位指名してたから」だそうだ。母パシフィカス よりも上と読んだのか!?と思ったが、仕方なし。
    チェイスザウインド も消え、リストアップしたトニービン牝馬は全滅。

  4. 緊迫は続く3位指名 〜嵐の爪跡はまだまだ残る〜
    バブは メイショウサブリナ、またまた単独。
    持込もノーチェックだった人たちは「ふーん」。残りの人たちも「4〜5位なら...」。やはり3位は正解。
    が、エアインセンス が消える。母パシフィカス もようやくA.T.氏が持っていく。
    ここで中波乱。母ロジータ は、爆笑問題氏ではなく北京の種馬氏が持っていく! ベストアドマイヤ (ミラクルアドマイヤ) を取られた北京の種馬氏が、「3位ならいいっしょ!」と、仁義なき闘いを挑む。

  5. そろそろ平穏な4位指名 〜もう嵐は来ないよね!?〜
    バブは予定どおり、ようやく 母バブルカンパニー
    PO馬の兄バブルガムフェローには稼がせてもらったとは言え、今年はあまりにもいい情報が少なすぎた。4位ならば、指名して未勝利に終わっても精神的ダメージは少ないと思い、あえてこの順位に。3位までで指名されたら諦めようと。
    幸か不幸か、指名前に母バブルを察した北京の種馬氏は、強行指名の迷いを断ち切ったようだ。ということで、今回は平穏。みな、自分の血統を取っていく。

  6. まだまだ落ち着かない5位指名 〜小型で弱い台風が来たってとこだね〜
    バブは、母コートネイズデイ の予定が、なぜかまだ シャインアドマイヤ が残っていたため、急遽変更。
    ところが、A.T.氏と競合。くじで負ける。もっと上で取られると思っていたので、取れなくても仕方ないが、くじで初めて負けて(今まで4戦4勝)、ショック!

  7. さすがに落ち着いた6.7.8.9.10位指名 〜でも、まだ台風は残っているのか?〜
    おおむね平穏だったが、7位でまたまたバブとA.T.氏が競合。母Silken Ripples
    牝馬がまだ1頭のバブは、とりあえずマル外でと思ったら、重なる。そして、またまた負ける。おもしろいことに、同順でH.S.氏が 母Ouro Verde を指名し、Fasigtipton Sale 高馬が次々消えた。バブも流れに乗り、はずれ指名を、牡馬だけど 母Belonging に。
    牝馬は、Barretts 40万ドルで、競馬王でマル外3位の評判を得た 母Great Lady Sharon を8位で補充。あと、デビュー早そうな ストームティグレス を10位で。



と、まぁ、こんなとこです。あくまで、バブの視点なので、バブ中心の実況となりました。