'13/'14 POGのみどころ




  1. 競合馬の活躍ぶり
    今年はゼンノロブロイに良血牝馬が集結してしまった世代。 その取捨選択がカギとなりそうです。


    全頭勝ち上がりましたが、もっと活躍できたのでは... と思わせる馬ばかりでした。残念。

    1位指名競合 ラングレー ()矢作
    対決厩舎 トップカン vs オギキセキで競合! → 勝ったのは トップカン厩舎
    前評判 前年度のキズナ(ダービー)とアユサン(桜花賞)で一躍脚光を集めた「父ディープインパクト×母父Storm Cat」の血統。今年は、矢作師が吹いていたこの馬が大人気。無事ならばダービー戦線に乗ってくることでしょう。
    対比馬 オギキセキ厩舎 のハズレ1位指名は サトノアラジン ()池江
    こちらも偶然、「父ディープインパクト×母父Storm Cat」の血統でした。池江パパのススメで里見氏がセレクトセールで高額購入した、ということもあり、プロ中のプロの折り紙つき。池江厩舎の全力バックアップは魅力です。
    結果 東京スポーツ杯2歳S(G3)での直接対決のときは、いずれダービーでも... と思われましたが、その後は思った成績をあげられず。オープン級の活躍なので、最低ラインは突破したのでしょうが、不完全燃焼でしたね。
    2位指名競合 レーヴデトワール 牝 ()松田博
    対決厩舎 オギキセキ vs バブで競合! → 勝ったのは オギキセキ厩舎
    前評判 母レーヴドスカー。この一言だけで安心感がある血統です。父ゼンノロブロイが少し不安ですが、それ以外は文句なし。牝馬戦線で活躍されることでしょう。
    対比馬 バブ厩舎 のハズレ2位指名は ガリバルディ ()藤原英
    半兄マルカシェンクの強烈さが今でも印象に残っている母シェンクですが、今年は順調に育成が進んでおり、評判になってました。
    結果 共に重賞に出走して入着しましたし、ソコソコの活躍となりました。オープン級の活躍なので、最低ラインは突破したのでしょうが、不完全燃焼でしたね。
    6位指名競合 カアナパリビーチ 牝 ()松田国
    対決厩舎 台北の種馬 vs バブで競合! → 勝ったのは 台北の種馬厩舎
    前評判 最近は元気のない松田国厩舎ですが、早期デビューの予定が立っているようですし、即戦力として活躍されることでしょう。
    対比馬 バブ厩舎 のハズレ6位指名は ワールドインパクト ()友道
    全兄ダノンジェラートは遅れた大器として菊花賞に出走しましたが、その程度の評判だったかと。
    結果 カアナパリビーチが未勝利戦で圧勝したときは、春の活躍を信じましたが... 早々に脚部不安での引退。松田国厩舎のもろ刃の剣、といったところでしょうか。かたや、ワールドインパクトは少しデビューが遅れましたが、結局はダービー出走までこぎつけました。ドラフト時の評判はアテにならないですね。
    13位指名競合 モンドシャルナ ()角居
    対決厩舎 台北の種馬 vs トップカンで競合! → 勝ったのは 台北の種馬厩舎
    前評判 半兄にはあのディープインパクトがいる血統。高齢となった母のウインドインハーヘアが少し不安ですが、今年は こじはる が命名したことで注目されている馬なので、メディアに追いかけられることでしょう。
    対比馬 トップカン厩舎 のハズレ13位指名は トレクァルティスタ (美)藤澤和
    半兄コディーノの活躍は記憶に新しいところ。藤澤和厩舎は相変わらずもどかしいつかわれ方になるのでしょうが、素質だけは確かかと。
    結果 共に、新馬戦を1番人気で快勝したときは、さすが良血馬と思いましたが、そこがピークでした。



  2. 他人血統激走か?
    昨年はキズナを輩出した他人血統。 いい馬はいい馬、過去は気にせずバンバン指名していきましょう。

    ハープスターが桜花賞(G1)を制しています。全兄は1勝でも、大化けする可能性はあるってことですね。

    オルドリン ()角居
    指名厩舎 トップカン厩舎 11位指名
    つながり オギキセキ厩舎 半兄のダノンムーンなど
    前評判 母ムーンレディ。父がキングカメハメハに替わり、ダービー馬エイシンフラッシュに血統構成が似ているとしてソコソコ評判に。
    結果 6戦未勝利、ダートでようやく入着クラス。母ムーンレディは、ダービー馬エイシンフラッシュ以降、イマイチですね。。。
    サトノアラジン ()池江
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 1位指名
    つながり バブ厩舎 全姉のラキシス
    前評判 (↑参照のこと) ドラフト[ハズレ]1位クラスでした。
    結果 (↑参照のこと) 池江厩舎の最大限のバックアップがありましたが、ダービー出走は叶いませんでした。
    ハープスター 牝 ()松田博
    指名厩舎 バブ厩舎 4位指名
    つながり トップカン厩舎 全兄のピュアソウル
    前評判 松田博牝馬三羽烏(レーヴデトワール/サングレアル/ハープスター)として評判になってましたが、ゼンノロブロイ産駒/ゼンノロブロイ産駒/全兄期間内1勝、ってことでそれぞれに不安を抱えていました。
    結果 見事桜花賞馬になりました。後方一気という脚質から、取りこぼしもありましたが... 凱旋門賞では頑張ってもらいましょう。
    トゥザワールド ()池江
    指名厩舎 バブ厩舎 5位指名
    つながり オギキセキ厩舎 全兄のトゥザグローリーなど
    前評判 トゥザグローリーはデビュー前に555kgという巨漢である意味評判でしたが、今年は普通の大型馬ということで普通の評判に。父キングカメハメハがクラシック未勝利なので、父SS系には劣ってしまうのでしょう。
    結果 弥生賞(G2)を1番人気で勝った時には、クラシック制覇を期待しましたが... 皐月賞(G1)2着なので、いずれにしても大活躍でしたね。



  3. 自分血統でハズシか?
    POGの醍醐味と言えば、やっぱ、自分の思い入れのある馬(血統)を応援することですよね。

    今年もふるわないですね... 他人に強奪されるほどの人気馬でないと、活躍できないのでしょうか。

    グレンシーラ ()石坂
    指名厩舎 トップカン厩舎 3位指名
    つながり 半姉のジェンティルドンナ
    前評判 母ドナブリーニは、今年はゼンノロブロイ産駒。こういった良血にゼンノロブロイですが... 種付け時、ロブロイ初年度の勢いは確かに凄かったのですが、その後の世代の尻すぼみ感はハンパなく... といった感じで、半信半疑だったようです。
    結果 未出走でした。
    サングレアル 牝 ()松田博
    指名厩舎 トップカン厩舎 4位指名
    つながり 半姉のブエナビスタなど
    前評判 こちらもゼンノロブロイ産駒の母ビワハイジ。父が勝つのか、母が勝つのか、といった感じでしょうか。
    結果 フローラS(G2)を差し切ったときは、さすが母ビワハイジとうなりました... この母はハズレなしですね。
    トレジャーマップ ()須貝
    指名厩舎 トップカン厩舎 6位指名
    つながり 全兄のゴールドシップ
    前評判 ステゴ×マックなので、メディアにも取り上げられてました。全兄は早い時期に時計を出していましたが、全弟は秋デビューということで、その点がどう出るか。
    結果 年明けデビューで3戦未勝利。普通のステゴ産駒って感じになってしまいました。
    オリエンタルポピー 牝 ()角居
    指名厩舎 トップカン厩舎 12位指名
    つながり 母のトールポピー
    前評判 仕上がり早で名をはせているこの血統、今年は9月デビューなのでまぁまぁってところでしょうか。
    結果 9月新馬戦1番人気9着。残念な結果となりました。
    レーヴデトワール 牝 ()松田博
    指名厩舎 オギキセキ馬厩舎 2位指名
    つながり 半姉のレーヴディソールなど
    前評判 この馬も結局のところ、父のゼンノロブロイがどうなの? というところが共通見解のようです。
    結果 阪神JF(G1)や桜花賞(G1)にも出走しましたし、活躍したほうなのでしょう。牡馬混合オープン戦への出走がもどかしさを感じてしまうところですが、牝馬の有力馬を多く抱える松田博厩舎ならではの悩みでしょうか。
    パリーアーク (美)加藤征
    指名厩舎 オギキセキ馬厩舎 5位指名
    つながり 半姉のクラヴェジーナ
    前評判 早期デビューのメドが立ってますし、関東牝馬としては上位だったのでは。
    結果 ダービー最終週に未勝利勝ち。結果良ければすべてよし、でしょうか。
    エルノルテ 牝 ()音無
    指名厩舎 オギキセキ馬厩舎 8位指名
    つながり 全兄のアドマイヤオウジャ
    前評判 6月早期デビューが、ディープ産駒としてどうなの? という逆の心配がありましたが。全兄もデビュー2連勝でしたし、活躍してくれることでしょう。
    結果 デビュー勝ちしましたし、ファンタジーS(G3)も2番人気でしたが、そこまででした。どうもこの血統の尻切れトンボぶりは、歯がゆいですね。
    モンドシャルナ ()角居
    指名厩舎 オギキセキ馬厩舎 13位指名
    つながり 半兄のディープインパクトなど
    前評判 高齢となった母ウインドインハーヘアですが、今年は こじはる 命名ってことで、メディアが勝手に動向に注目してくれるでしょう。ということで、「情報なし」のもどかしさからは解放される馬、かと。
    結果 角居厩舎は、全体的に不振でしたね。馬房制限により、来期の2歳馬を一切預からない方針を表明したのですが、結局、この世代の不振で数頭は管理することになりました。
    ベルキャニオン (美)堀
    指名厩舎 バブ厩舎 1位指名
    つながり 全兄のカミノタサハラ
    前評判 母クロウキャニオンはハズレのない血統。今年は厩舎が関東の堀に替わり、好みがわかれるところですが... 馬自体の評判は高かったようです。
    結果 伝説(?)の新馬戦の代表馬として、ダービーに出走しました。



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