'08/'09 POGのみどころ

第1回ドラフトを再現した ドラフト実録 もあります。



  1. 競合馬の活躍ぶり
    サンデーサイレンス産駒を失ってのPOGも慣れたもの。 新種牡馬も毎年そこそこ、活躍しますしね。


    関連した6頭、上位ということもあり、がっかり感のある馬ばかりでした。

    1位指名競合 タクティクス ()松田博
    対決厩舎 バブ vs オギキセキで競合! → 勝ったのは バブ厩舎
    前評判 SS亡き後、いまやNo.1サイヤーの地位を築きつつあるアグネスタキオンですが、今年は導入4年目ということもあり、繁殖牝馬の質は過去最低。そんな中、相性の良い母父トニービンも後押しされ、皐月賞馬ヴィクトリーの下が大人気に。厩舎も兄たちの音無でなく、松田博というのも一部のフリークをくすぐり、どのドラフトでも大人気となったことでしょう。馬主が近藤英子氏と予想され、情報が継続して出てこない状況でしたが、「スピードあり」という具体的な情報もありましたので、無事に育成されていることでしょう。
    対比馬 オギキセキ厩舎 のハズレ1位指名は サトノエンペラー (美)藤澤和
    今年のPOG、人気はほんの数頭に偏っていたことかと。つまり、ハズレ1位になってしまうと、「なんでこんな馬が1位なの?」 と自分でも後から考えると不思議となってしまう馬を指名してしまう状況に。まさにこの馬はそんな「2,3位候補」の馬ではないでしょうか。セレクトセールで1億円、全姉は前年の桜花賞で3着に入ったソーマジック、早めのデビュー予定、とはいえ、父は多少POG不向きということが定着しつつあるシンボリクリスエス、そして藤澤和厩舎。なんだか去年のダノンマスターズに似た道を歩んでも不思議はないような...
    結果 サトノエンペラーが2勝、タクティクスが未勝利...前者の圧勝でした。というか、アグネスタキオンは今年は牡馬が壊滅。来年から質が上がるとはいえ、がっかりな人も多かったことでしょう。
    1位指名競合 ワールドプレミア ()松田国
    対決厩舎 トップカン vs オカピーファルコンで競合! → 勝ったのは トップカン厩舎
    前評判 アグネスタキオン産駒人気の双璧の一頭。半兄にダービー馬のネオユニヴァースがいますし、育成している社台ファームの評判も松田国師のコメントも最上級。母が多少高齢というネガティブ要素も吹き飛ばしそうな勢いでした。
    対比馬 オカピーファルコン厩舎 のハズレ1位指名は アドマイヤコブラ ()松田博
    こちらはノーザンファーム育成馬でNo.1という書き方をされていますね。半兄に歴史的名馬アドマイヤムーン、セレクトセール高額取引馬、評判も最高、であれば、人気になって不思議ないです。ただ、当初は6月阪神デビューという青写真が描かれていましたが、それが狂って秋デビューと修正されたことに、一部の懐疑的な人たちはネガティブ要素を見出していたようでしたが、これだけプラス要素があれば活躍は間違いないかと。無事デビューを待ちましょう。
    結果 アドマイヤコブラは1勝、ワールドプレミアは未勝利。こちらもアグネスタキオン牡馬大誤算の影響をモロに受けた馬ですね。というか、この2頭が未勝利なのですから、大誤算となったわけで...
    2位指名競合 ベイドリーム ()松田国
    対決厩舎 オカピーファルコン vs 台北の種馬で競合! → 勝ったのは オカピーファルコン厩舎
    前評判 オイスターチケットの仔は走りますね。馬主が金子真人HDというのも指名意欲を掻き立てますが、今年は父も新種牡馬キングカメハメハということもあり、未知の魅力を求めて人気が殺到したかと。順調に育成されており、きっと秋に競馬場で無事な姿を見せてくれるでしょう。
    対比馬 台北の種馬厩舎 のハズレ2位指名は カーナヴァル 牝 ()橋口
    半姉は昨年大活躍したオディール。今年のノースヒルズマネジメントは、牝馬3強という評判でしたが、その一頭。父ダンスインザダークの仔はお手の物という橋口師ですから、うまく育成してくれることでしょう。
    結果 共に未出走になるとは、ドラフト時、誰が想像できたことでしょう。



  2. 他人血統激走か?
    去年はトールポピーを輩出。新種牡馬でしたが、お見事な見極めでした。

    皐月賞馬アンライバルドを排出。母高齢馬・新種牡馬なのに、見事な見極めでした!

    ワールドプレミア ()松田国
    指名厩舎 トップカン厩舎 1位指名
    つながり オギキセキ厩舎 半兄のネオユニヴァースなど
    前評判 母ポインテッドパスは、チョウカイリョウガで人気の絶頂を極め、徐々にその人気を落とし、ネオユニヴァースで最高の結果を得ています。それ以降、産駒の成績は再び下降気味。さて、今年は人気が復活。成績も復活、となるでしょうか。
    結果 故障したとはいえ1戦0勝の成績では...これに懲りて、母高齢馬を敬遠する人が増えるのか。
    バンドゥロンシャン ()音無
    指名厩舎 トップカン厩舎 4位指名
    つながり オカピーファルコン厩舎 全兄のトーセンロワイヤル
    前評判 今年のアグネスタキオン産駒は不作(と言われている)でして、超人気馬2頭以外はどんぐりの背比べ状態。きっと、結果は「やっぱりタキオン、すごいね」になりそうですが、じゃぁどれを選べばいいの、となると、これまた難しいところ。当馬はそこそこ評判になっていたので、まぁ活躍することでしょう。
    結果 2勝なので、まぁそこそこ活躍って感じですね。
    ハシッテホシーノ 牝 (美)手塚
    指名厩舎 トップカン厩舎 5位指名
    つながり バブ厩舎 全姉のハイエストホワイトなど
    前評判 こちらは馬名で人気となったケースですね。CX系競馬中継キャスターの某巨乳グラビアアイドルが名付け親になったとかならないとか。デビューの頃には騒がしく取り上げてくれることでしょう。
    結果 オークスまで駒を進めるとは。まぁ競馬界としても明るいニュースだったのでは。
    アンライバルド ()友道
    指名厩舎 トップカン厩舎 6位指名
    つながり 明王厩舎 半兄のボーンキングなど
    前評判 こちらも母が高齢のバレークイーンですが、今年は育成段階からの評判が素晴らしい。ネガティブ要素として、父のネオユニヴァースが新種牡馬で素性が不明であること、また、厩舎が(天皇賞春を勝ったとはいえPOG期間内ではさほど結果が出ていない)友道師なので、嫌った人もいることでしょうが、逆に血統的に響く人はいることかと。普通に秋にデビューすることでしょう。
    結果 皐月賞制覇おめでとう!ネオユニヴァースは他にもダービー馬も輩出、一流種牡馬の仲間入りですね。これで確実性が出れば文句なしでしょう。
    ガンズオブナバロン (美)藤澤和
    指名厩舎 トップカン厩舎 8位指名
    つながり バブ厩舎 半兄のデイズオブサンダー
    前評判 初年度の大活躍を受け、繁殖牝馬の質が上がったと評判のスペシャルウィーク。今年はこのディープインパクト近親の繁殖牝馬に付けられているので、確かにそうなでしょうが...。当馬はディープインパクトと同じで多少小柄らしいですが、どうやらデビューが早そうなので、早期に勝ち上がれば→成長放牧→秋の東京で2戦目、という理想的なローテーションを組まれることでしょう。
    結果 早期に1勝を挙げたのは良かったのですが、休養明けが年明け5月までずれ込んだのは大誤算でした。
    タクティクス ()松田博
    指名厩舎 バブ厩舎 1位指名
    つながり 台北の種馬厩舎 半兄のヴィクトリーなど
    前評判 バレークイーン牝系はすでに孫の代に入り、まだまだ活躍馬を輩出できているので、素晴らしいですね。こういった牝系を早い段階で見つけたいものです。当馬は、今年の人気No.1,2を争ってました。
    結果 1年前の大フィーバーはなんだったのか。反省しましょう。未勝利です。
    フォゲッタブル ()池江郎
    指名厩舎 バブ厩舎 2位指名
    つながり オギキセキ厩舎 半姉のポルトフィーノなど
    前評判 POG不向きのダンスインザダーク産駒ですが、育成の評判は上々。どちらに転ぶか、楽しみですね。
    結果 大物感を漂わせつつ、POG期間は1勝にとどまりました。古馬になってから完成するのでしょうか。
    テンペスタローザ ()橋口
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 5位指名
    つながり バブ厩舎 半兄のローゼンクロイツなど
    前評判 相変わらず人気の薔薇一族ですね。新種牡馬のキングカメハメハ産駒とはいえ、騒がれてました。春に捻挫したようですが、もともと秋デビュー目標なのでさほど目くじらを立てることもないかと。
    結果 薔薇一族が尻すぼみになってきました。1勝止まり。いつか復活する日は来るのでしょうか。
    アイドリームドアドリーム08(エアレブロン) ()松田国
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 6位指名
    つながり バブ厩舎 半兄のエアシャカールなど
    前評判 今年は再び松田国師へ戻った母アイドリームドアドリーム。産駒成績は相変わらずイマイチですが、師の評判は高いようです。父がPOGイマイチ種牡馬シンボリクリスエスということもあり、さほど人気になってなかったような。馬体が大きくなってないことを祈るばかりです。
    結果 462kgでのデビューなので、大きくはないのですが3戦未勝利。体の大きさは関係ない、と。こちらも活力を失いつつある牝系となってしまいました。
    ゴールデンチケット ()森
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 4位指名
    つながり セッキーキング厩舎 母のアグネスショコラ
    前評判 前年の皐月賞馬キャプテントゥーレの近親ということで人気となった同馬。新種牡馬のキングカメハメハがどうでるでしょうか。
    結果 中央で未勝利なのにダービー出走。さすが森師ですね。何気に稼ぎましたし。中央のみのルールではまったくうれしくなったのでしょうが。
    アプレザンレーヴ ()池江郎
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 6位指名
    つながり セッキーキング厩舎 半兄のナイアガラ
    前評判 母のレーヴドスカーは結構名繁殖牝馬なのかもしれません。父のシンボリクリスエスも2年目ですが、繁殖牝馬の質は衰えてませんので、そこそこ活躍馬を出せることでしょう。当馬の評判はまずまずだったので、さほど巨体になってないことを祈りましょう。
    結果 デビュー戦で550kgですか。結局、青葉賞を制したので、さすがは池江パパ、ってところですね。
    ベイドリーム ()松田国
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 2位指名
    つながり 台北の種馬厩舎 半兄のブラックシェルなど
    前評判 母オイスターチケットは必ず金子真人HD所有となるので、安心ですね。父のキングカメハメハがどう出るか不明ですが、そこそこ評判になってますし、そこそこ活躍してくれることでしょう。
    結果 結局未出走。個人所有馬は情報が出てないので、「便りのないのは良い便り」を期待してましたが...で、何があったのでしょう?
    アドマイヤメジャー ()友道
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 6位指名
    つながり オギキセキ厩舎 半姉のアドマイヤサクラ
    前評判 貴重なアグネスタキオンの中で、そこそこ評判になっていたような。半姉は素質を開花できませんでしたが、当馬はどうなりますでしょうか。
    結果 ダービー後に2勝目を挙げる、まさにソコソコ活躍、と。



  3. 自分血統でハズシか?
    POGの醍醐味と言えば、やっぱ、自分の思い入れのある馬(血統)を応援することですよね。 我慢強く指名していれば、キャプテントゥーレというクラシックホースを引けるわけですから。

    ブエナビスタが阪神JF→桜花賞→オークスのパーフェクト達成!!!父がスペシャルウィークでも関係なかったですね。まさに自分血統戦略。

    ブエナビスタ 牝 ()松田博
    指名厩舎 トップカン厩舎 3位指名
    つながり 半兄のアドマイヤオーラなど
    前評判 なぜか今年はスペシャルウィークに付けられた母ビワハイジ。当馬は「これから」というような表現が多かったのですが、きっとこれから成長し、秋には勇姿を見せてくれることでしょう。
    結果 稀代の名牝ですね、阪神JF→桜花賞→オークスと、POGの牝馬では最高の稼ぎ方となりました。やはり繁殖牝馬が優れていて、成功している種牡馬をつければ名馬は誕生するのですね。
    ランズエッジ 牝 ()池江郎
    指名厩舎 バブ厩舎 6位指名
    つながり 半兄のニュービギニングなど
    前評判 ダンスインザダークはPOGでは不人気ですね。6位まで残っているわけですから。こちらも育成段階では「これから」というところでしょうが、秋から冬にかけてその勇姿を見せて欲しいものです。
    結果 んー、こちらも繁殖牝馬は優れていたのですが...これが、スペシャルウィークとダンスインザダークの差なのでしょうか。
    プレザントブリーズ 牝 ()山内
    指名厩舎 バブ厩舎 8位指名
    つながり 半兄のアインラクス
    前評判 社台系でないディープインパクト近親は、さほど人気にならないようですね。半兄はオープン勝ちしましたし、今年は山内師のハードトレを受け、夏の札幌デビュー目標。普通に活躍してもおかしくないと思いますが。
    結果 デビュー勝ちしたところまでは良かったのですが。その後、コンスタントに使われ、そのままフェードアウト。最近の山内師は不振ですね。
    ジャングルスマイル ()大久保龍
    指名厩舎 バブ厩舎 9位指名
    つながり 母のサトルスマイル
    前評判 早目のデビューがありそう、ということと、育成でそこそこ評判になっていた、くらいでしょうか。まぁ期間内1勝+αで満足、というレベルでしょね。
    結果 頓挫してとのまま未出走。ほとんど気にかけられず、POG期間終了となりました。
    サイオン (美)堀
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 1位指名
    つながり 半兄のフサイチリシャールなど
    前評判 今年は堀師の門を叩いた母フサイチエアデール。松田国師のハードトレと相性が良いと思われている血統なので、今年はある意味新鮮ですね。大化けするか、大コケするか、どちらかでしょうか。
    結果 2勝ってことで...大化けでも大コケでもなく。基本的に名繁殖牝馬ってことで。
    ゴッドフェニックス 牝 ()池江郎
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 3位指名
    つながり 半兄のダイワスピリット
    前評判 非社台系の中では、評判になっていた一頭でした。父のブライアンズタイムも改めて見直されていますし。ダート馬かな?という話もあるようですが、普通にデビューできれば普通に活躍できるかと。
    結果 ダートで勝ち上がったので、まぁダート馬と言われても仕方ないかな。
    ローズリパブリック ()橋口
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 4位指名
    つながり 全姉のローザブランカ
    前評判 育成の評判も高かった一頭ですね。普通に2勝、うまくいけばそれ以上を狙える馬かと。
    結果 9戦0勝ですか。薔薇一族もここまで落ちるとは...
    エリザベスムーン 牝 ()大久保龍
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 7位指名
    つながり 半兄のパルジファルなど
    前評判 今年は大久保龍となった母エリザベスローズ。師が期待No.1ということもあり、活躍してくれることでしょう。
    結果 大久保龍のNo.1は1勝馬ってこと?まだまだ超一流の調教師に仲間入りとはいかなかったようですね。
    クルーピアスター06(ウマザイル) (美)藤澤和
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 8位指名
    つながり 全兄のアサクサキングスなど
    前評判 今年は藤澤和になりました母クルーピアスター。評判はそこそこ。シンボリクリスエスなので馬体が大きくなければいいね、といった感じでしょうか。デビュー時期が気になりますが、その話題はあまりなかったような。
    結果 11月東京デビューで、500kg超。仕上げが難しいのか、結局は1勝止まりでした。
    カサブランカ 牝 (美)加藤征
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 9位指名
    つながり 母のグローリアスデイズ
    前評判 すいません、さほど評判にはなってなかったような。というか、あまり記憶にないのですが...。厩舎も不明のようですし。大化けの可能性があるバレークイーン系ですし、うまくいけば大活躍できるかも。
    結果 未勝利でした。
    ミスアンコール 牝 ()池江寿
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 5位指名
    つながり 半姉のカイゼリン
    前評判 金子真人HDに落札された同馬ですが、半姉の松田国師ではなく、池江寿師ですか。という邪推はおいといて、牝馬としては破格の1億円オーバーですし、育成の評判もまずまず。普通に桜花賞路線に乗ってきそうですね。ダート向きってことは...ないですよね...
    結果 3戦0勝。セレクト組は壊滅的。キンギカメハメハの牝馬が良くないのか。もう少しサンプルを集めてみたいですね。
    フィロンルージュ 牝 ()石坂
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 8位指名
    つながり 半兄のキングスエンブレム
    前評判 早めにデビューもあるという同馬。桜花賞馬を含め、春のG1戦線で3頭のG1馬を輩出して絶好調のフレンチデピュティ産駒ですし、普通に活躍してくれるでしょう。ダート寄りというリスクはありますが、渋った芝ならむしろイケるはず。
    結果 ダートで1勝。まぁ予定通りというかなんというか。フレンチ産駒もアタリ外れが大きいようで。
    ココペリ 牝 (美)藤澤和
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 5位指名
    つながり 半兄のレイズユアドリーム
    前評判 アグネスタキオン産駒の社台牝馬の中ではトップクラスの評判。デビュー時期が気になる藤澤和ですが、馬自体は良さそう。無事に育成されて、師のおめがねに叶うことを期待しましょう。
    結果 年明けデビューで結局1戦だけ。未勝利となってしまいました。
    リビングストン ()池江寿
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 10位指名
    つながり 全兄のザナドゥなど
    前評判 今年は珍しく評判になっていた母リビングデイライツ。タニノギムレット産駒が全体的に人気になっていることもあるのでしょうが、ここまで評判になるとは。
    結果 骨折で未出走でした。



ドラフト実録!

このコーナーは2008/6/29(日)に行われたドラフト(第1回、10頭/1人) の様子を再現したものです。




  1. 2週遅れのドラフトでした
    今年は諸事情により、新馬戦(メイクデビュー)が始まって2週が経ってからのドラフトでした。 昔は1開催(1ヶ月)をスルーしていたこともありましたし、全員が同じ条件なので。 とは言え、思い入れ血統の馬が既にデビューしてしまうこともあり、その馬はもちろん指名できないので、人によってはショックなことになるかもしれません。

    ちなみに、2年前は1週後のドラフトで、母ストームティグレスである重賞勝ち馬オースミダイドウを指名できなかったバブですが、今年は同じ母ストームティグレスであるレディオマージュを指名できず。 これが吉と出るか凶と出るか。 デビュー戦惨敗で、今のところ「吉」ですが...。
    ただ、母ダイワルージュであるダイワバーガンディは大物感を出してデビュー勝ち。 台北の種馬氏は、「ウチの牝馬のエースになる存在だったのに」 と、かなり悔しがってました。
    その台北の種馬氏は、メールによるリアルタイム参加となってます。

  2. 緊張の1位指名 〜競合は?〜
    まずは、バブから見た各人の指名予想を...

    このようにタクティクスは確実に競合するものと考えてました。

    投票&開票
    投票結果は、 予想が当たったのはオカピー氏だけ。 それにしても、台北の種馬氏のサイオンはさすがにどうかなー。 いくら毎年人気で競合経験もある母フサイチエアデールですが、1位でなくても指名できたような。 日本国内と、台北では、微妙な温度差があるのでしょうか。

    クジ
    タクティクスの部。 アタリを引き当てたのはバブ! 2年連続、1位クジに勝ちました! うれしいっすね。 結果、去年のアドマイヤテンカと同じデビュー前に死亡というオチだけは避けたいです...。
    さて、もう一方の競合ワールドプレミアの部。 アタリを引き当てたのはトップカン氏

    で、クジに敗れた2名(オギキセキ氏とオカピーファルコン氏)が再びハズレ1位を指名。 オギキセキ氏はサトノエンペラーを。 おっと、個人的にもハズレ1位候補でしたが、やはり指名されますね。 そして、オカピーファルコン氏はアドマイヤコブラを。 さすがに消えますね。 ちなみに、両氏は共にこの2頭を考えていたらしく、どちらを指名するか悩んでいたようです。

  3. またまた競合の2位指名 〜狙いどころは同じですね...〜
    ベイドリームで競合! オカピーファルコン氏と台北の種馬氏。 アタリを引き当てたのはオカピーファルコン氏! さきほど、1位指名に敗れたオカピー氏はリベンジなりました。 上を指名していた台北の種馬氏はがっくりでしょう。 その、はずれた台北の種馬氏は、カーナヴァルを指名。 オディールの下ですね。 いくら元PO馬ダンスインザダーク産駒とはいえ、さすがに「その順位で指名するか?」という声が挙がってました。 私バブも、下位で指名したかったのですが、甘かったですね。 やはりダンスインザダーク産駒なら橋口師が扱いを心得ているでしょうから。

    私バブとしては、同じダンスインザダーク産駒のフォゲッタブルを敢然と指名! なんだか今年の上位人気馬は新種牡馬(キングカメハメハやネオユニヴァース)やイマイチ種牡馬(シンボリクリスエス)が多く、地雷っぽい匂いがしてましたので、同じ地雷っぽいのなら評判の高いこの馬を。 その昔、バレークイーン産駒でボーンキングが重賞勝ちしまして、「やっぱり金子真人はなんとかしてしまうな」と感心した記憶があり、今年のエアグルーヴ産駒も同じ法則ということで、手を出しました。

  4. 競合こそない3位指名だったが...
    私バブは、トーセンボンヌマルをこの順位でゲット。 ネオユニヴァース産駒は、元PO馬としてオギキセキ氏が上位で根こそぎ指名するのでは、と警戒して、敢えてこの上位で。 当のオギキセキ氏はどこ吹く風で、ネオレボルーションを7位でようやく指名しただけ。 あまり執着してないようでして、拍子抜けでした。
    オカピーファルコン氏がトパンガをここで指名。 オギキセキ氏が悔しがってました。 で、台北の種馬氏が指名したゴッドフェニックスは、オカピーファルコン氏が逆に悔しがってました。 3位くらいまでは、誰もが欲しい馬を指名していくものですね。

  5. タキオン祭りが始まった4位指名
    アグネスタキオン産駒は2頭の大物牡馬が目玉で、それ以外は小粒だったので、そろそろ「タキオン獲っときゃなんとかなる」的な青田買いが始まりました。 私バブは超即戦力のダノンベルベールを、トップカン氏はバンドゥロンシャンをそれぞれ4位指名で。 その指名を見て「そろそろタキオンかな?」みたいな雰囲気となり、次の5位では5名中3名がタキオンを。 確実な種牡馬ですからね。

  6. ドラフト終了!
    5位以降の主なトピックスとしては・・・
    トップカン氏が1位で指名すると思っていたテンペスタローザがようやく5位で消えました。 台北の種馬氏が指名。 やっぱり、一頓挫あったという情報はかなりネガティブに感じているのでしょうか。

    オギキセキ氏が(はずれ)1位で指名すると思っていたアンライバルドがようやく6位で消える。 こちらはトップカン氏。 当のオギキセキ氏も「なんで行かなかったのか、チェック漏れかなー」と不思議がってました。

    オカピーファルコン氏は5位から9位まで連続5頭、タキオン産駒。 自分の色が出てますね。

    台北の種馬氏は相変わらず自分血統を。 ツルマルボーイ産駒さえ指名してしまうとは、恐れ入りました。



今回、各人にドラフトの自己採点をしてもらいました。 色々な想いが交錯したこの馬たちと共に、1年間、歩んでいきます。 第2回ドラフトもいいドラマを見たいですね。

厩舎 自己採点 本人の感想

トップカン 90点 ドラ1競合勝ちはよかったのですが、「スペシャルウィーク祭り」になってしまったようです。そういえば10頭中3頭がそうですね。

バブ 95点 タクティクスを獲れたのが何より大きい。牝馬が誤算続きだったのですが、最近は牝馬が苦手なので問題ないでしょう。

台北の種馬 40点 「ダイワバーガンディはデビューしちゃうし、タクティクスベイドリームは獲られるし」とのこと。ただし、「自分血統が指名されて大活躍した覚えはないので、今年も大丈夫でしょう」という "相性" を強調してました

オギキセキ 30点 ドラ1競合負けが痛恨。そして、「藤澤和祭り」になってしまったようです。10頭中3頭を指名。これが吉と出るか。

オカピーファルコン 65点 「1位のワールドプレミア抽選負けが痛いし、ゴッドフェニックスが3位で持っていかれるとは」