'07/'08 POGのみどころ

第1回ドラフトを再現した ドラフト実録 もあります。
第2回ドラフトを再現した 第2回ドラフト実録 もね!



  1. 競合馬の活躍ぶり
    サンデーサイレンス産駒を失って2世代目。 最初の世代の結果をフィードバックして、どのような戦略を取るのやら...。


    関連した6頭、がっかり感のある馬ばかりでした。

    1位指名競合 アドマイヤテンカ ()松田博
    対決厩舎 バブ vs トップカンで競合! → 勝ったのは バブ厩舎
    前評判 昨年の全兄アドマイヤオーラはちゃんと結果を出しての、翌年。厩舎も馬主も同じプロフィールですから。同じような結果を求めるのも自然の摂理ってやつで。
    対比馬 トップカン厩舎 のハズレ1位指名は ダイワカンパニー (美)松山
    アグネスタキオン、母ヒットザスポットの、馬主はダイワで松山厩舎。これだけのプロフィールなら「なんで1位クラスなの?」と思うでしょうが...。全姉ミンティエアーが前年オークスで4着に好走したことだけではなく、なんと言っても、その前評判の高さゆえですね。ノーザンF空港での育成状況がべた褒めされたのを、各POG本が取り上げていたのです。順調なら間違いなく結果が出そうですね。
    結果 アドマイヤテンカはデビューすることなく予後不良、ダイワカンパニーは秋にデビュー勝ちしてそのまま休養。共に底を見せることなく、クラシックは過ぎ去りました。1位指名なのですから、駄馬という烙印を押されるよりはいいかもしれませんが、結局実入りが少なかったのは同じ。がっくりでした。
    1位指名競合 ポルトフィーノ 牝 ()角居
    対決厩舎 オギキセキ vs 台北の種馬で競合! → 勝ったのは オギキセキ厩舎
    前評判 エアグルーヴという血統背景もさることながら、前年のダービーを(牝馬の)ウオッカで制した角居厩舎、そしてそして、新馬第1週のデビューを控えているのですから、人気になって当然ですね。この文章を新馬2週目の後に書いているのですが、もちろんデビュー戦は圧勝、前途洋々の滑り出しとなりました。果たしてどこまで稼ぐのでしょうか?
    対比馬 台北の種馬厩舎 のハズレ1位指名は ゴルディオス ()松田博
    毎年ソコソコ人気になる母レッドチリペッパーですが、今年は牡馬で一味違うらしく、評判も上々、社台F育成の牡馬No.1って書き方をされていたPOG本もありました。札幌デビューも検討されているようで、こちらも間違いないところでしょう。
    結果 ポルトフィーノは結局オープン特別勝ちしましたが、桜花賞出走取消、オークス前に骨折と、がっくり感は果てしなかったことかと想像します。かたやゴルディオスは夏デビューしたものの7戦未勝利、こちらもがっくり感でいっぱいですね。実入りが多かったので、クジ勝ちしてよかったということで。
    2位指名競合 ダノンマスターズ (美)藤澤和
    対決厩舎 オギキセキ vs オカピーファルコンで競合! → 勝ったのは オギキセキ厩舎
    前評判 今年は積極的に産地馬体検査を受けている藤澤和厩舎。元々、厩舎成績はトップクラスですし、新馬の勝ち上がり率は特筆すべきものがあったので、毎年人気の厩舎でした。POG的に唯一のネックが「馬優先主義」なのですが、今年はそれを払拭してくれそうな新馬への力の入れようですし、当馬は早期デビューが期待されていたので、上位での指名は当然。セレクトセール最高値というプロフィールももちろん、プラス要素です。
    対比馬 オカピーファルコン厩舎 のハズレ2位指名は *スパークキャンドル (美)藤澤和
    こちらも偶然、藤澤和厩舎ですね。早期デビューも同じなので、対比させるにはもってこいの素材でしょう。
    結果 この藤澤和対決、結局1勝で引き分けでした。特にダノンマスターズは未勝利戦で2秒近く負けたレースが3戦あったわけで、あやうく伝説になるところでした。



  2. 他人血統激走か?
    去年はフサイチホウオーを輩出。新種牡馬でしたが、お見事な見極めでした。

    G1を2勝したトールポピーを排出。フサイチホウオーに続いてなので、この血統は他人に渡ると走る!?

    ゴルディオス ()松田博
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 1位指名
    つながり オカピーファルコン厩舎 全姉のパッションレッド
    前評判 母レッドチリペッパーは、台北の種馬→台北の種馬→オカピーファルコン→台北の種馬 という変遷があり、いわゆる「元サヤ」におさまったというわけです。ということで、他人血統でもあり自分血統でもあるわけなので、両方に記載させていただきます。という当POGの事情はさておき、当馬の評判はというと...↑の「競合馬」で言及してますので、省略させていただきます。(^^;
    結果 7戦未勝利。こんなはずではなかったのですが...
    アグネスエナジー (美)河野
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 6位指名
    つながり オカピーファルコン厩舎 全姉のルミナスハーバー
    前評判 今年は個人馬主(アグネス)となり、厩舎も関東なので、さほど情報が出回っているという印象はなかったのですが、全姉の活躍ぶりを見ると、順調なら怖い存在ですね。
    結果 未出走。何度かデビュー直前までいったのですが。何がいけなかったのでしょうか。
    ローザブランカ 牝 ()橋口
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 8位指名
    つながり 明王厩舎 母のローズバド
    前評判 父が自分血統の*クロフネなので、台北の種馬氏の中では他人血統という意識はないと思いますが、競走馬は「母系」で語られることが多いので「他人血統」にさせていただきました。で、当馬ですが、いつもの通り橋口厩舎ですし、いつものように活躍してくれるものと想像できます。
    結果 クラシックもたけなわになってから2連勝。底力はあるようですね。
    ダイワスピリット 牝 ()松田国
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 11位指名
    つながり オカピーファルコン厩舎 半姉のダイワエルシエーロ
    前評判 父が自分血統のダンスインザダークなので...(↑と同じなので、以下略)。で、当馬ですが、じっくりいくらしいので、年明け早々にでもデビューしてくれば、怖い存在になりそうです。オークス馬の下ですからね。
    結果 年明け早々にデビューしましたが、未勝利。晩成なのでしょうか。
    トールポピー 牝 ()角居
    指名厩舎 トップカン厩舎 4位指名
    つながり オカピーファルコン厩舎 全兄のフサイチホウオー
    前評判 全兄が前年のダービーで1倍台の人気を得ていたわけですから、その全妹に期待せずにはいられません。フサイチでなく一口馬主になったこと、松田国でなく角居厩舎になったことがプロフィール的に違う点ですが、それがプラス要素なのかマイナス要素なのかわからないほどなので、気にすることはないでしょう。デビューも早いようですし、文句なしですね。
    結果 阪神JFとオークスのG1を2勝。文句なしの成績です。この馬をかっさらったトップカン氏、お見事でした。かっさらわれたオカピーファルコン氏、さぞかし悔しいことかと...
    アグネスフリーダム ()長浜
    指名厩舎 トップカン厩舎 13位指名
    つながり オカピーファルコン厩舎 半兄のアグネスタキオンなど
    前評判 アグネスフローラの最後の仔のようですね。兄がダービー馬と皐月賞馬ですから、当馬の狙いは菊花賞でしょうか。父のダンスインザダークも菊花賞馬ですし。というような感じで、本格化は遅めという話もありました。
    結果 やはり本格化は遅いのでしょうか。ダービーの頃にようやくデビュー。秋以降の活躍を期待しましょう。
    サトノフタバ 牝 (美)藤澤和
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 4位指名
    つながり バブ厩舎 半兄のマルカシェンク
    前評判 半兄マルカシェンク、半姉ザレマが結果を出してますから、血統的には文句なしですね。大事に育てる藤澤和厩舎ですが、当馬は今時点で北海道デビューが囁かれてますので、遅くとも10月東京開催にはデビューできることでしょう。順調なら怖い存在です。
    結果 夏の北海道デビューという話があったはずですが、結局未出走ですか。藤澤和厩舎はこういう極端なリスクがありますね。
    ウインプラチナム 牝 (美)国枝
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 6位指名
    つながり 台北の種馬厩舎 母のダイヤモンドビコー
    前評判 すいません、正直ノーマークだったので、前評判がどうだったつかんでませんが...。父母ともに藤澤和厩舎なのに、当馬を管理するのは国枝厩舎なんだなー、っていうのが第一印象ですが...。育成状況は問題なさそうで、早めのデビューも期待されるほど、のようです。
    結果 年明けの3月までデビューがずれ込み、結局2戦未勝利。うまく歯車が噛み合わなかったようで。
    プラチナベール 牝 ()角居
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 12位指名
    つながり オギキセキ厩舎 半兄のグッドネイバー
    前評判 すいません、正直ノーマークだったので、前評判がどうだったつかんでませんが...。血統面では筋が通ってそうですし、角居厩舎なので、化けてもおかしくありません(当たり障りのないコメントで申し訳ない...)。
    結果 角居に網を張っても、全部が全部当たりというわけではないわけで。未勝利でした。
    アドマイヤテンカ ()松田博
    指名厩舎 バブ厩舎 1位指名
    つながり トップカン厩舎 全兄のアドマイヤオーラなど
    前評判 詳細は↑競合馬のコーナーをどうぞ。今年の牡馬人気No.1デス。
    結果 いやー、デビュー前に予後不良になるとは誰が想像したことでしょうか。せめてデビューしてその競走能力を確かめたかったものです。
    ヴェルザンディ 牝 ()池江郎
    指名厩舎 バブ厩舎 2位指名
    つながり オギキセキ厩舎 半兄のディープインパクトなど
    前評判 あの歴史的名馬ディープインパクトの妹ですから、各POG本で必ず触れられてましたね。今年は、その気性のキツさが名馬に似ているとのことで、それが牝馬ということもあり、吉と出るか凶と出るか微妙なところ。順調そうなのが何よりですが...。
    結果 芝のマイル戦で2勝したときはクラシックに乗ったと思ったのですが、骨折してしまいました。残念です。でもこの血統は走りますね。
    ハイエストホワイト 牝 ()大久保龍
    指名厩舎 バブ厩舎 4位指名
    つながり 台北の種馬厩舎 半兄のブラックカフェ
    前評判 当時を紐解くと、ブラックカフェは大人気だったのですね。その後、人気が一段落した母アドマイスですが、今年は育成でソコソコ評判になってますし、いい線いくと思うのですが...。
    結果 デビュー勝ちしたときは期待したものでしたが、結局2戦だけしかできず。大柄だったので、仕上げるのに手間取ったのでしょうか。
    クリスタルウイング (美)藤澤和
    指名厩舎 バブ厩舎 5位指名
    つながり 台北の種馬厩舎 半兄のサイレントディール
    前評判 セレクトセール高馬で藤澤和厩舎ですが、デビュー情報がなかったために人気沸騰とはならなかったと推測。父がアドマイヤベガなので、響く人にしか響かなかった、というのが真相かもしれませんが。ひょっこり秋の東京でデビューしてもらうことを祈ってます。
    結果 年明け2月デビューながら、ダービーまで駒を進めることができました。アタリの部類ですね。
    サムワントゥラブ 牝 ()角居
    指名厩舎 バブ厩舎 6位指名
    つながり オカピーファルコン厩舎 半兄のトレジャー
    前評判 飛ぶ鳥を落とす勢いの角居厩舎で、すでに入厩済。ゲート試験合格後は再放牧に出してデビューは少し後、という情報だったので、順調に育成されていることでしょう。父も母も藤澤和厩舎なので、ちょっと違和感がありましたが、馬主が金子真人HDなので気にすることはないでしょう。
    結果 入着は多いのですが、なかなか勝ち上がることができず。結局未勝利は脱出しましたが、期待ほどではありませんでしたね。
    アドマイヤスワット ()橋田
    指名厩舎 バブ厩舎 9位指名
    つながり 台北の種馬厩舎 半兄のラウダーザンボム
    前評判 橋田厩舎のアドマイヤの中で、少しは評判になっていたような。きっとダート馬だと思いますが、2勝を目標に、ですね。
    結果 ダートで2勝、目標どおりでした。うん。
    ポルトフィーノ 牝 ()角居
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 1位指名
    つながり セッキーキング厩舎 母のエアグルーヴなど
    前評判 詳細は↑競合馬のコーナー参照を。そういえば、Non-SSですね。
    結果 ポテンシャルは高いのですが、クラシックには無縁の血統なのでしょうか。
    サイレントフォース (美)藤澤和
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 3位指名
    つながり 明王厩舎 半姉のハッピーペインター
    前評判 デカいとのこと。550kgオーバーでしょうか。ただ、評判はめっぽうよかったですね。
    結果 デビュー勝ちしたまではいいのですが、2戦目以降は尻すぼみでした。
    ロザリオ ()橋口
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 4位指名
    つながり オカピーファルコン厩舎 半兄のヴィータローザなど
    前評判 薔薇一族でいつもの橋口厩舎。普通に順調なので、普通に稼いでくれることでしょう。
    結果 未勝利でした。SSなしの血統、ってことではないのでしょうが。



  3. 自分血統でハズシか?
    POGの醍醐味と言えば、やっぱ、自分の思い入れのある馬(血統)を応援することですよね。 我慢強く指名していれば、ヴィクトリーダイワスカーレットというクラシックホースを引けるわけですから。

    キャプテントゥーレが皐月賞制覇!!!クラシックホースが引けるこの戦術。追いかけましょう。

    ゴルディオス ()松田博
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 1位指名
    つながり 半姉のホワイトペッパーなど
    前評判 台北の種馬→台北の種馬→オカピーファルコン→台北の種馬 と渡り歩いている母レッドチリペッパーです。「元サヤ」の今年はドラ1評価なので、順調なら活躍してくれることでしょう。
    結果 7戦未勝利。こんなはずではなかったのですが...
    ガイディングスター ()橋口
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 2位指名
    つながり 半兄のアサクサキングスなど
    前評判 それにしても、ホワイトマズル産駒のアサクサキングスがダービー2着などの大活躍をするとは...。今年は厩舎が替わって橋口厩舎、父も期待の新種牡馬ファルブラヴ。マイナス要素はないはずなので、さらなる飛躍が期待できるかと。
    結果 ファルブラヴは結局、イマイチだったのでしょうね。夏頃はポンポン勝ち上がって、これはイケてる種牡馬かと思ったのですが。それが全てですね。
    スカーレット 牝 (美)古賀慎
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 3位指名
    つながり 半兄のヴィクトリーなど
    前評判 おなじみ母グレースアドマイヤですが、今年は古賀慎厩舎ですか。馬主は相変わらず近藤英子氏のはずなのに、何ででしょう。その点でなんだかやきもきしたものがありますが、何せ前年の皐月賞馬の下、血統的な活力は保っているはずなので、順調ならば稼いでくれるでしょう。
    結果 古賀慎だからってことではないのでしょうが、未出走でした。最初から何かうまくいかないことがあったのでは、と、勘ぐってしまいます。
    ブーケフレグランス 牝 ()角居
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 4位指名
    つながり 半姉のダイワスカーレットなど
    前評判 今年は角居厩舎なんですね。なんだか、去年までは松田国に入りそうな馬が、今年はすべて角居に集まっているような気が...。前年にダービー馬ウオッカを出してそして秋には凱旋門賞挑戦を控え、調教師が忙しくて2歳馬に目が行き届かない、なーんてもっともらしい話も出てますが、いずれにせよこれだけの評判2歳馬を集めると厩舎経営のやりくりに不安を覚えるのは確か。
    結果 そこそこ素質は見せたのですが、結局1勝。角居厩舎は相変わらず好調だったので、まぁこんなものだったのでしょう。
    グリッターカーラ 牝 ()松田国
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 5位指名
    つながり 半兄のフサイチリシャールなど
    前評判 去年のアステリオンで懲りたのか、POG本でもさほど騒がれてなかった気が。プロフィル的にはほぼ同じなんですけどね。硬さがないってことなので、活躍してくれることでしょう。
    結果 未出走でした。はずれるときは激しいはずれかたしますね。
    アグネスエナジー (美)河野
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 6位指名
    つながり 母のタックスヘイブンなど
    前評判 詳細は↑の「他人血統」の欄を参照してください。たいしたこと書いてませんが。(^^;
    結果 未出走。何度かデビュー直前までいったのですが。何がいけなかったのでしょうか。
    ブラックシェル ()松田国
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 7位指名
    つながり 全姉のシェルズレイ
    前評判 そこそこ評判にはなってましたが、大評判ってわけではないですね。というか、今年の松田国厩舎は全体的に小粒のような気が。昨年がすごすぎただけでしょうか?
    結果 なんだかんだ言って結果を出す松田国厩舎、すばらしいですね。NHKマイルC(2着)→ダービー(3着)の王道路線を歩める馬ですから、素晴らしいですね。
    カラメルマキアート ()角居
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 9位指名
    つながり 半兄のパルジファルなど
    前評判 母エリザベスローズも角居厩舎ですか。豪華絢爛ですね。さほど騒がれていたという記憶はないのですが、厩舎ブランドでなんとかなるのでしょうか。
    結果 厩舎ブランドでもなんとかなりませんでした。未勝利でした。
    ココシュニック 牝 ()松田国
    指名厩舎 台北の種馬厩舎 12位指名
    つながり 全姉のエンプレスティアラ
    前評判 今年の松田国はさほど騒がれた馬がいた記憶がないのですが...。なんだかんだ言って、こういった馬が活躍して、やっぱりなーってなるのでしょうか。
    結果 1勝でした。松田国厩舎でも全部が全部アタリではないということで。
    キャプテントゥーレ ()森
    指名厩舎 トップカン厩舎 2位指名
    つながり 半姉のアルティマトゥーレ
    前評判 社台F育成のアグネスタキオン産駒では、ゴルディオスと双璧をなす評判でした。しかもデビューが早く、最初の阪神開催で出てくるとのこと。これは上位指名で消える1頭ですね。
    結果 皐月賞勝ちはお見事ですね。デビュー戦で大敗したときはどうなることかと思いましたが、坂路の調教がそのまま実践につながりよい結果が出たようです。
    ハリケーンジャズ ()角居
    指名厩舎 トップカン厩舎 6位指名
    つながり 半兄のキングオブブルース
    前評判 こちらは純正角居厩舎ですね。今年は父がアドマイヤベガになって人気落ちの感がしますが、菊花賞馬の下ですし、血統的には裏づけがあるので、まともに走ったら怖い1頭ですね。
    結果 3戦未勝利で早々に引退してしまいました。角居厩舎でもリスクありですね。
    フォーマルモード ()橋口
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 3位指名
    つながり 半兄のキングアーサー
    前評判 セレクトセールでいつもの臼田浩義氏に購入されてましたが、ドラフト時点ではさほど騒がれてなかったような気が。橋口師が吹いていたわけでもなく、デビュー時期が見えていたわけでもなく...。それが逆に人気の盲点になっているような気もしますが。血統的には文句なしなので、あとは晩成かどうかだけでしょうか。
    結果 順調に11月デビューしたまでは良かったのですが、結局未勝利でした。晩成なのでしょうか。
    トーセンモナーク ()角居
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 5位指名
    つながり 半兄のスウィフトカレントなど
    前評判 トーセン−角居のラインは、昨年度、トーセンキャプテンがブレイクしたので、侮れません。というか、ようやくトーセンの芽が出たなって感じです。やはり栗東でないと厳しいのでしょうか。となると、今年は期待していいのかも。
    結果 不運にも骨折してしまったようですね。未出走でした。
    オリーブガール 牝 ()松田国
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 8位指名
    つながり 半兄のブラックオリーブ
    前評判 さすがに昨年のブラックオリーブほどは評判にはなってませんでしたが。厩舎は昨年と同じですし、マイナス要素はないですね。
    結果 こちらも未出走でした。競走馬は難しいですね。
    マチカネカミカゼ ()河内
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 9位指名
    つながり 母のウィンヒストリー
    前評判 すいません、ノーマークでした。父母ともに自分血統ですね。こういう血統で活躍馬を指名したいものです。
    結果 これまた未出走でした。
    ザナドゥ ()池江寿
    指名厩舎 オカピーファルコン厩舎 10位指名
    つながり 半姉のシティオブライト
    前評判 すいません、こちらもノーマークでした。父が昨年新種牡馬でいきなりダービー馬を排出したタニノギムレットなので、当たればデカいのでしょうが...。
    結果 年明けまでデビューがずれ込み、未勝利。タニノギムレットは当たりと外れの差が激しいですね。
    ヴェルザンディ 牝 ()池江郎
    指名厩舎 バブ厩舎 2位指名
    つながり 半兄のニュービギニング
    前評判 ノーザンF育成のアグネスタキオン産駒では、当馬が最も取り上げられていたような気が。歴史的名馬の妹ですから、血統先行のような気もしますが、それはそれで大事に育成されるはずなので、マイナスではないはず。気性の強さが勝負強さにつながりますように。
    結果 重ね重ねになりますが、骨折の不運が悔やまれます。2勝したところまでは良かったのですが。
    ドリームローズ 牝 ()池江寿
    指名厩舎 バブ厩舎 7位指名
    つながり 半姉のレースドール
    前評判 ちょっとだけ評判に、程度ですね。デビューが早いわけでもなく、セレクトセールで金子真人HDに落札されて池江寿厩舎に入るってところがポイントでしょうか。
    結果 9月新馬でデビュー勝ちしたときは「もらった」と思ったのですが...それだけでした。
    ポルトフィーノ 牝 ()角居
    指名厩舎 オギキセキ厩舎 1位指名
    つながり 半兄のザサンデーフサイチ
    前評判 詳細は↑を参照してください。
    結果 札幌2歳S回避からつまずきがはじまったようですね。でもまぁ2勝したのですから、よしとしましょうか。



ドラフト実録!

このコーナーは2007/6/9(土)に行われたドラフト(第1回、10頭/1人) の様子を再現したものです。




  1. 主役不在のドラフトでしたが...
    台北の種馬氏が今年はリアルタイムメールでの参加となり、他の4名が飲み屋に集結してのドラフトでした。 優勝がほぼ台北の種馬氏に決まり、主役不在でのドラフトでしたが、他の4名の気持ちはすでに新年度に切り替えてました。

    さくっと昨年のレビュー(反省)をすると...
    台北の種馬氏、自分血統で桜花賞馬ダイワスカーレットと皐月賞馬ヴィクトリーの指名、お見事。 これに尽きますね。 ダービー優勝で大逆転の目があったオカピーファルコン氏とトップカン氏でしたが、指名馬のフサイチホウオーアドマイヤオーラは共に勝てず、しかも、台北の種馬氏指名のアサクサキングスが最先着の2着となり、結果的に大独走となってしまいました。 負け組のバブとオギキセキ氏は...年明け以降、なんにもいいことがなく、「みんな勝つな」オーラを出すだけがささやかな抵抗をするだけでした。
    それにしても、サンデーサイレンス産駒不在の初年度で、これだけの活躍馬を指名できるとは。 その要因をちょっと探ったのですが、おそらく、今まではSSの血というだけで評判がバイアス(かさ上げ)され、さほど有力でない馬も評判馬となっていましたが、今年からはそのバイアスがなくなり、純粋な目での評価がされるようになり、POG人気が結果に直結しやすい要因になったのかな、と。 それを踏まえると、SS亡き後のドラフト戦略とは...「評判になっている馬を素直に指名」することでしょうか。 ベタな戦略と思われるでしょうが、単にG1馬の下とかの血統やブランド厩舎にこだわるより、走りそうという評価があればそれに乗るのがSS不在POGで勝つ秘訣なのでしょう。 つまり、穴血統や穴厩舎で思わぬ活躍馬を指名できるかもしれないので、POGがより楽しくなってきたのかもしれません。

  2. 緊張の1位指名 〜競合は?〜
    まずは、バブから見た各人の指名予想を...

    このようにアドマイヤテンカポルトフィーノは確実に競合するものと考えてました。

    投票&開票
    投票結果は、 今年はほぼ予想通りでした。 オカピーファルコン氏が*ファリダットに来たのはちょっと意外でしたが、まぁ誰かが上位指名するなと思っていたので、消えるのは想定の範囲内です。

    クジ
    ポルトフィーノの部。 アタリを引き当てたのはオギキセキ氏! 昨年、半兄ザサンデーフサイチを指名したご褒美でしょうか? 罪滅ぼしで神が導いたのでしょうか?
    さて、もう一方の競合アドマイヤテンカの部。 アタリを引き当てたのはバブ! 2年越しのラブコールが実りました。

    で、クジに敗れた2名(台北の種馬氏とトップカン氏)が再びハズレ1位を指名。 台北の種馬氏はゴルディオスを。 やはり上位で消えますね。 過去の経緯から、台北の種馬氏とオカピーファルコン氏、どちらが指名するのか楽しみでしたが。 そして、トップカン氏はダイワカンパニーを。 おっと、さすがに消えますねー。 ノーザンF空港でのNo.1馬、完成度が高く夏デビューも噂されているので、上位で消える1頭だとは思ってました。

  3. まだまだ競合してもおかしくない2位指名 〜SS不在ドラフトは人気集中型か?〜
    ダノンマスターズで競合! オギキセキ氏とオカピーファルコン氏。 アタリを引き当てたのはオギキセキ氏! クジ2連勝ですね。 はずれたオカピーファルコン氏は、同じ藤澤和厩舎の*スパークキャンドルを指名。 実はクジに当たったオギキセキ氏は、このどちらにしようか悩んでいたそうでした。 でも、両方はいらない、と。 ここらへん、どちらが活躍するか、大注目なポイントですね。

    私バブとしては、ヴェルザンディが無風で獲れたのが幸いでした。 狙っていたと思われるオギキセキ氏が藤澤和厩舎に目を奪われていたためでしたが、結果として、ノーザンF育成のアグネスタキオン産駒牡馬No.1と牝馬No.1が獲れましたので、大満足です。 狙っていた*スパークキャンドルが獲られたのは痛いですが、さすがに無理でしたね。 ちょっと甘かったです。

  4. そろそろ落ち着くか3位指名
    私バブは、即戦力っぽいラヴファンタジスタをこの順位でゲット。 1位と2位でおなかいっぱいなので、あとは堅実路線を歩むことに。 オギキセキ氏から「もう指名するの?」という嘆きが聞こえてきましたので、この順位は正解でした。
    その他のトピックスとしては、そのオギキセキ氏がサイレントフォースを指名して、2順連続の藤澤和攻撃。 デカいのがどうでますでしょうか。

  5. それぞれちょっとした誤算があった4位指名
    トップカン氏が、トールポピーを指名。 てっきり全兄フサイチホウオーを指名していたオカピーファルコン氏が持っていくものと思ってましたが、氏いわく「牝馬はいいよ。それに、昨年はフサイチや報知つながりで勝手に盛り上がってくれるから獲っただけだし」というドライな感想が印象的でした。 となると、いきなり2位指名キャプテントゥーレと4位指名トールポピーが新馬でぶつかるトップカン氏でしたが...。 「あっ、そうだった」的な発言があった氏だったので、ボーンヘッドだったのかと。 それと、実は同レースには私バブ3位指名のラヴファンタジスタも出走を予定していました。 トップカン氏は「数年前にも、自分は2頭出し(イブキレボルシオン/ペールギュント)だったたのに、バブの馬(アドマイヤフジ)に勝たれた いやー な思い出があるんだよなー」と語ってました。 はい、私も覚えてます。 最終的には、負かしたはずのペールギュントが重賞2勝して大活躍したことも覚えてます。 ですから、新馬の結果は、最後まで直結するかというとそうではないわけで・・・。 (しかも、ラヴファンタジスタはドラフト後に順調さを欠いたようで、早々に放牧に出されました・・・幸先悪いです・・・トホホ)

    その他のトピックスとしては、サトノフタバをオカピーファルコン氏が持っていきました。 この母シェンク、実は私バブも次の指名で狙ってました。 マルカシェンクでお世話になった身としては、再びその恩恵を受けたいと考えてましたので。 昨年は「ダンスインザダーク無視」の戦略で、オークスにも出走した半姉ザレマを逃しているだけに、今年こそと思ってましたが・・・。

    海外からメール参加の台北の種馬氏は、相変わらず自分血統で固めています。 桜花賞馬の下ブーケフレグランスもようやくこの順位で登場し、これで有力どころはほぼ消えたことでしょう。

  6. ドラフト終了!
    5位以降の主なトピックスとしては・・・
    メール参加の台北の種馬氏が、自分血統を指名されて食いついてきてます。 母ダイヤモンドビコーウインプラチナムをオカピーファルコン氏が指名したときや、父*クロフネアドマイヤスワットを私バブが指名したときなど。

    9位でオカピーファルコン氏がマチカネカミカゼを指名しました。 実はこの馬、父アグネスタキオンも母ウィンヒストリーも元PO馬というレアケースなのです。 父母ともに、という馬は今まで当POGでは2例あり、台北の種馬氏のタガノコンコルド (父ダンスインザダーク、母タガノヘクター)と、私バブのストームタイガー (父バブルガムフェロー、母ストームティグレス)だけでした。 結果はストームタイガーの1勝が最高なので、それを上回る成績をおさめることができるでしょうか。

    10位指名では、ネタに走る人が多いですね。
    2年連続で母リビングデイライツのザナドゥを10位指名したオカピーファルコン氏。 「名前が気になる」という理由で、レッズフィールドを指名した、浦和レッズファンのトップカン氏。 元PO馬スリリングサンデーを父に持つベルクハイルを指名した台北の種馬氏。 きっと、台北の種馬氏は ネタ でなく 本気 でしょうが・・・。(^^;



今回、各人にドラフトの自己採点をしてもらいました。 色々な想いが交錯したこの馬たちと共に、1年間、歩んでいきます。 第2回ドラフトもいいドラマを見たいですね。

厩舎 自己採点 本人の感想

台北の種馬 50点 やはり、ポルトフィーノを逃したのが痛恨だったようです

バブ 100点 2年越しのラブコールが実ったアドマイヤテンカを獲れ、2位でもヴェルザンディを。久々に、予定通りの1位2位でしたので、100点ですね

オギキセキ 80点 ラヴファンタジスタを先に指名された」とのこと。それと、なぜか父シンボリクリスエスが3頭もいることに不思議がってました

オカピーファルコン 79点 ダノンマスターズをクジで持っていったオギキセキ氏よりは下」という見解でした

トップカン 78点 「ドラ1のアドマイヤテンカで抽選負けがあったので、オカピーファルコン氏よりは下」という見解でした



第2回ドラフト実録

このコーナーは2007/9/2(日)に行われたドラフト(第2回、3頭/1人) の様子を再現したものです。




  1. 2ndドラフトは4名+1名で
    最初のドラフト同様、台北の種馬氏が海外在住のために4名で開始。 幹事である私バブの不手際で、会場の飲み屋が地下2階となってしまい、予定していたリアルタイムメールドラフトが不可能に。 幸い、台北の種馬氏からは事前に連絡をもらい、事なきを得ましたが...。 すいませんでした。 全国の幹事さん、事前にチェックを怠りなく。

  2. 今期もスロースタートなPOG戦線
    去年はこの時期に全員が未勝利。 今年も、開幕週で人気に応えたポルトフィーノなど2勝のみ。 これがSS不在POGの傾向なのでしょうか。
    それと、やはり今年は馬インフルエンザの影響で、入退厩がままならず、全体的に低迷していたイメージもありますね。 9月に入れ替え解禁となりそうなので、有力馬は10月以降に一斉にデビューとなるのでしょう。
    そして、ドラフト前日の未勝利戦に出走し、惨敗したダノンマスターズもネタに。 どのPOGでも人気となった同馬で、我々も2位指名で競合しましたが、現時点では結果が出てません。 というか、2戦とも2秒近くの惨敗なので、単なる駄馬と言われても仕方ない成績です。 今後、復活してくるのでしょうが、少なくともPOG期間内は期待薄かなー、と。

  3. 2ndドラフトの1位指名=11位指名へ
    先述のように、馬インフルエンザの影響で、本来はこの時期に入厩していたはずの有力馬もまだ牧場で足止めを食らっており、即戦力を探しにくい状況でした。 何を根拠に追加3頭を指名しようか迷うところです。 現時点で入厩しているのはさほど素質馬ではない可能性がある。 とは言っても、順調かどうかもわからない素質馬を指名するにはリスクが大きすぎる。 んー、不漁となる可能性大の2ndドラフトです。

    投票&開票
    投票結果は、
    さて、この中にダウトがあります。 それは誰でしょう? そう、トップカン氏指名のドリームローズです。 私バブがすでに指名していた馬でした! 確かに、数少ない入厩済有力馬ですし、私バブとしても、他人に欲しいと思われている馬を指名していたというのはうれしいのですが…あげませんよ。(^^;
    トップカン氏は、インユアアームスに指名しなおしです。

  4. 2007-2008POGのラスト3頭指名馬の傾向
    競合もなく、無風で過ぎ去った2ndドラフトでした。
    指名馬の傾向を分析すると…台北の種馬氏とオカピーファルコン氏は、すべてが父元PO馬を指名。 サクラケイザンオー産駒を懲りずに指名し続ける台北の種馬氏。 この戦略で優勝しているのですから、すばらしいですね。 他の3名は「そんなの関係ねぇ」ってな調子で、ひたすら評判馬を選んでますね。
    個人的には、アグネスフリーダムをトップカン氏に指名されたことが気になってます。 同じ父ダンスインザダークの中で、私バブはアインラクスをチョイスしてしまったもので。




    2ndドラフト後、私バブが1位競合してゲットしたアドマイヤテンカの安楽死の報が。 馬は生き物ということを再認識されられました。 かなりショックですが…合掌。